暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜想定外(イレギュラー)の戦い〜 後篇
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ン!!」
「わわっ!?」
ヴァイスのブレイブオーダーによって詠唱も加速させたエルファティシアは片手から極太の魔力レーザーをカンパネルラに放ち、カンパネルラは慌てて回避した。
「逃がしません――――精密砲撃!!」
「あいたっ!?」
エルファティシアの魔術を回避したカンパネルラだったが、回避の瞬間を狙っていたリセルがカンパネルラ目がけて精密な砲撃をし、リセルの武装である砲剣の砲口から放たれた導力砲弾はカンパネルラに命中すると爆裂してカンパネルラを怯ませ
「崩しました!」
「もらったわ!リーフ=グラオス!!」
カンパネルラが怯むとリセルとリンクを結んでいるエルファティシアが炸裂する自然の魔力が込められた球体を放って追撃した。
「燃えちまいなぁっ!――――豪炎斬!!」
「あぶなっ!?お返しだよっ!」
闘気による炎を纏わせた大剣で襲い掛かったギュランドロスのクラフトを後退して回避したカンパネルラは指を鳴らしてギュランドロスの周囲にカマイタチを発生させて反撃したが
「オラアッ!」
「な―――――け、剣の一振りでカマイタチを全て吹き飛ばすとか無茶苦茶だよ……」
ギュランドロスは自身の武装を軽く振るってカマイタチを吹き飛ばし、それを見たカンパネルラは表情を引き攣らせた。
「ま、その男が無茶苦茶な男なのは否定せんよ。――――剛震突き!!」
「!?ぐ……っ!?」
その時リセル達の攻撃の間にカンパネルラの背後へと回ったヴァイスが自身の武装である大剣でカンパネルラ目がけて突き刺し攻撃を放ち、ヴァイスの奇襲を転移で回避したカンパネルラだったが、転移する寸前に脇腹に突きが命中していた為、転移した後のカンパネルラは表情を僅かに歪めて脇腹から血を流していた。

「魔力凝縮―――――爆ぜよ、サヴァンの爆発!!」
「!うああああああっ!?」
そこにエルファティシアが魔術を発動させ、エルファティシアの魔術によってカンパネルラを中心に魔力が凝縮した後大爆発が起こり、大爆発が起こる瞬間結界を全身に覆って直撃を防ごうとしたカンパネルラだったが、ルーンエルフ族の女王であったエルファティシアの魔力による高位魔術の前では全く意味を成さず、カンパネルラの結界は易々と破壊されてカンパネルラは大爆発の直撃を受けたことで悲鳴を上げた。
「貫け――――剛進突破剣!!」
「いたっ!?」
エルファティシアの魔術による爆発が終わった直後にリセルは衝撃波と共に突進してカンパネルラとすれ違った瞬間斬撃を叩き込んで追撃し
「行くぞ―――薙ぎ払え!!」
「クク、纏めてぶった斬ってやらあっ!!」
「ぎゃああああああああっ!?」
リセルの追撃が終わるとヴァイスがカンパネルラの背後から、ギュランドロスがカンパネルラの正面からと、カンパネルラを挟み撃ちにする形でそれぞれの大剣で薙ぎ
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