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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜想定外(イレギュラー)の戦い〜 後篇
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表情で呟き
「皆さん、相変わらずの強さですわね……あの様子ですとオルディーネは間違いなくルイーネ皇妃陛下たちに破壊されるでしょうね。」
「ああ、問題は”蒼のジークフリード”と名乗っている仮面の男をどうするかだな………」
「クスクス、それと今も静観している”蒼の深淵”に対してヴァイスお兄さんたちはどうするかも気になるわね。」
(フフ、こんな”想定外(イレギュラー)”、結社、地精双方共に想定もしていなかったでしょうね。いえ、それどころか”あの男”にとっても―――――………それにしても”嵐の剣神”、だったかしら。確か彼が盟主(マスター)を討った仇の一人だそうだけど…………フフ、中々いい男ね。”劫焔”すらも歯牙にもかけない戦闘能力でレオンと似た雰囲気を纏っていながら多くの女性を囲っているなんて、私個人としても”色々な意味”で興味深い人物ね。)
苦笑しているセレーネの推測にセリカ達の戦いの間にヴァリマールから降りたリィンは同意した後複雑そうな表情でアリサたちに視線を向け、レンは興味ありげな様子で戦いに介入することなく静観し続けているクロチルダに視線を向け、クロチルダは意味ありげな笑みを浮かべて戦いを見守っていた。

「ハア、ハア………ぐっ………まさか俺達が生身相手にここまで追いつめられるとは………こんな事になるのであれば、イレギュラー共の挑発に従ってあの場を撤退すべきだったな……」
ルイーネ達との戦闘によって蓄積されたダメージでオルディーネは既に追いつめられており、操縦席にいるジークフリートもオルディーネが受けたダメージによって瀕死の状態で操縦しつつ、カンパネルラとマクバーンもそれぞれ自分同様追いつめられている様子が目に入った。
「”蛇”の方も劣勢か………恐らくイレギュラー共は蛇ごと地精(俺達)も”狩る”つもりだな……だが、このジークフリート、ただで狩られると思うな……!」
そしてジークフリートはせめてルイーネ達に一矢を報いるためにダメージ無視の捨て身の一撃を放つ為にルイーネ達に突撃しようとしたが
「汝、美の祝福賜らば、我その至宝、紫苑の鎖に繋ぎとめん!――――――アブソリュートゼロ!!」
「贖罪無き罪は罰と化し……裁きの時を呼び寄せる……ペイルフレアー。」
「がああああああああああっ!?」
普段よりも長い詠唱を必要としている”大魔術”の詠唱を終えたレシェンテは世界をも凍てつかせる程の極寒の猛吹雪を発生させる大魔術を、ナベリウスは骨も残さず焼き尽くす冥界の炎を呼び寄せる大魔術を発動し、2種類の大魔術によるダメージに耐えきれなかったジークフリードは悲鳴を上げ、オルディーネは地面に膝をついた。
「セリカ様――――裁きの槍を!メギドの神槍!!」
「古の深淵よ、我が槍に滅びの力を―――――ソロモンの魔槍!!」
「全部、貫いてやっつけてくださ
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