機動戦士ガンダム
2163話
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あるから、新たに作る必要もない。
メギロートやバッタ、量産型Wのシャドウを運用する艦としては、相応に使い勝手がいい艦だし。
もっとも、簡易ナデシコと呼ぶべきヤンマ級と違い、カトンボは性能的にいまいちの艦なのだが。
それでも一応ディストーションフィールドを装備してるので、ビームに対しては強い。
もっとも、UC世界ではビームを装備しているのは、現在のところあくまでも軍艦のみで、MSが運用するビーム兵器はなく、基本的にバズーカやマシンガンといった武器なので、カトンボ的には実は弱点だったりするんだが。
もっとも、メギロートやバッタがいれば、UC世界の戦力ではどうしようも出来ない。
ましてや、シャドウにいたっては……シャドウミラーの量産機であるにも関わらず、この世界に現在存在するザク系のMSとは比べものにならない程の性能を持っている。
「うむ……そうだな。姫様や他の者にも相談する必要はあるが、その線でいきたいと思う」
「へぇ」
「……何だ」
アンリが俺の言葉に視線を向けてくる。
そこに若干不満そうな色がるのは……別に俺が仕事の邪魔をしているからとか、そういう理由ではない、筈だ。多分。
「いや、素直に俺達を頼るんだと思ってな。てっきり、ルナ・ジオンの件だし、自分達だけでやると言うのかと思ってた」
その言葉に微かに眉を顰めたアンリだったが、それでもやがて不承不承といった様子で口を開く。
「アクセル達が……シャドウミラーがルナ・ジオンに対して何かを企んでいるという訳ではないのは、今までの事を見れば明らかだ。それに、ルナ・ジオンにはまず何をするにしても、人が必要だ。その人を集めるのに、シャドウミラーの協力が必要だというのであれば、私もその選択に異を唱えたりはしない」
そう告げるアンリは、デレた……と言ってもいいのか?
いやまぁ、アンリがデレても嬉しくはないけどな。
それに恐らく、ホワイトスターに行ったのが大きな影響を与えているのだろう。
実際にホワイトスターに行き、そこで他の世界の出来事に触れるような事が出来れば、俺達に対する疑惑の視線も小さくなる、か。
とはいえ、まだ完全の信頼されたという訳ではないのだが。
「そうか。なら、ルナ・ジオン側の方で話を通してくれ。こっちはいつでも出発出来るように、準備を整えておく。……HLVが欲しいな」
ジオン軍が使用している、地球降下に補給物資やら何やらを輸送する為の手段だ。
一応軍艦……という扱いになるのか? いや、艦じゃないか。
ともあれ、そのHLVはかなり大量に物資を運ぶ事が出来るので、地球からルナ・ジオンに移住を希望する者達にとっては、かなり使いやすい機体になる筈だ。
唯一の難点は、HLVが非武装だという事だが……メギロ
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