62.一つの事に気を取られると、周りが見えなくなる。よくあるよね。
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んはお父さんじゃ無くなってしまったのか!?
「さぁ、リュカ!母と一緒にイブールさ「ちょっと邪魔!退けよ、おばさん!」
え!?
みんなも驚いている…私達だけじゃなく、マーサと名乗る女性も…
「ここに居たんだ…やっと見つけた!見つけたー!!」
お父さんは奥にあるご神体を掲げ、喜び踊り出した!
いったい何事!?
「リュ、リュカ!それはこの大神殿の神聖なるご神体です。元の場所に戻しなさい!」
マーサと名乗る女性は、厳しい口調でお父さんを叱咤する。
「違うよ。ビアンカだよ。僕の奥さんのビアンカだよ」
ビアンカ!?
お母さんなの!?
その石像は私達のお母さんなの!?
「リュカ!その石像を戻しなさい!お前は私と共にイブール様に仕えるのです。元へ戻しなさい!」
マーサと名乗る女性は、しつこくお母さんの石像を戻す様に怒鳴り散らす。
「ヤダよ、バ〜カ!つか、お前誰だよ!?」
………どうやらお父さんは、お母さんの石像に気を取られ、さっきまでの話を聞いていなかった様だ…
ティミーと同じ…一つの事に集中すると、周りが見えなくなる…親子ねぇ〜
「わ、私はお前の母、マーサです!」
「あ゛?何言ってんの?バカなの?お前のどの辺がマーサなの?目が濁ってんじゃん!どうせ低俗なモンスターが化けてんだろ!バレバレだつ〜の、バ〜カ!!」
この状況を勝手に不安がっていた私は馬鹿みたいだ…
お父さんが凄すぎるのかなぁ?
もうよく分からない…
「て、低俗…低俗だと…」
マーサ(偽)は、わなわなと震え邪悪なオーラを放っている。
お父さんが言った通りモンスターが化けている様だ!
「何だ?何震えてんだ?………おしっこか?おしっこ我慢してんのか?我慢すると身体に悪いぞ!待っててやるから行ってこいよ!」
お父さんは敵を挑発するのが上手い…ブオーンの時も挑発してた…
でも、あの時はナチュラルだったからなぁ…
今回のはわざとだよね!?
だってありえないもの…この状況で…
普通おしっこと間違えないもの…
「おのれ…馬鹿にしおって…人間風情が!」
マーサ(偽)の身体が3倍くらいに膨れあがり、そのおぞましい姿を露見させた!
「おわ!!何か膨れちゃったぞ!だからおしっこ我慢するなって言ったのに!」
どうやら今回もナチュラルだった様です…
ポピーSIDE END
<大神殿>
「おのれ…馬鹿にしおって…人間風情が!」
おばさんの身体が3倍くらいに膨れあがり、一つ目の化け物に変わった!
「おわ!!何か膨れちゃったぞ!だからおしっこ我慢するなって言ったのに!」
この世界じゃ、おしっこ我慢しすぎると化け物になるのか…気を付けよ!
「我が名はラマダ!イブール様の忠実なる僕!貴様らをこの場で滅ぼしてくれる!」
ラ
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