好き勝手やってみました
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ア後、何もしてこないと思ってるのか?」
「え?」
「顔を覚えられたら現実世界でも襲ってくるぞ? 数年間の留年扱いになるんだ、調べりゃSAO経験者だってバレるだろうしな」
「そんな……」
「さっきみたいな連中が現実でもストーカーしてくるだろうな――出来れば殺したかった、面倒臭いから」
「でも、……それでも、人を殺すのは間違ってると思います」
「ならせめて、ゲームの中だけでも強くなれ、あんな連中を返り討ちにする程度にはな、俺も誰かを殺さずに済む」
「……はい」
「まぁ、そう言う訳で、明日の朝まで抱き枕になれ」
改めてシリカを抱き寄せる。
「そ、それは嫌です!!」
「んー? これくらいは役得がないとなー、反抗的な態度だと服の下に手を突っ込むぞ?」
「や、止めて下さい!」
メニューを開けさせないようにシリカの指を固定したまま、冗談半分で開いた右手を這わせ様として手を止めた。
「――アルゴ、もう来てるんだろ? 出て来いよ」
「やっぱリ気付いてたカ」
茂みの中からアルゴが出て来た、俺が手を離すとシリカは急いでメニューから倫理コードを探し出してロックを掛け直した。
これで異性が体に触れたりすると『牢へ送りますか?』が復活した訳だ。
「いやはヤ、どうなる事かと思ったガ――意外とまともに終わったナ」
「オメーは儲かったから好き勝手言えるだろうけどさ……あー、面倒クセエ……散財だぜ」
「底抜けのお人好しが見れて楽しかったヨ」
アルゴと無駄話をしてると、茂みがガサガサと揺れ始めて一匹の小竜が姿を現した。
「おー、レアモンスターか?」
「珍しいナ? A級食材の類カ?」
武器を構えようとするアルゴに合図を送って止めさせる。
「――っ!」
小竜はシリカに近付いて頭を摺り寄せたり、翼を広げてアピールしている。
「あの……この子は?」
「餌が欲しいんだろ? くれてやれば?」
シリカがナッツを取り出し小竜に与えると、メニューが開きネーム登録が表示された。
「これって?」
「ペットに出来るみたいだな、SAOもそう言うシステムがあるんだな」
「コレは凄い特ダネだネ――どうだイ? この情報を売る気は無いかナ?」
「使い魔なんて攻略組でも持ってる奴は居ないからな、この情報は上から数えられるくらい重要かもしれないな」
「え? でも、情報を売るってどうしたら良いんですか?」
「どうやっテ使い魔にしたかを聞かれたラ、情報屋のアルゴに売ったから答えられないって言えば良いのサ」
「でも、それでお金を取るんですよね? そんなお金なんて要らないです」
「おやおヤ、頑固なのは相変わらずのようダ」
「せめてこの階層で
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