チーズケーキを食いました
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面倒だしなー。
モンスターを攻撃してアクティブにすると木の影に隠れながらシリカ達を挟むように回りこむ。
すると俺とモンスターの直線ライン上に重なった男がモンスターに轢かれ吹っ飛んだ。
「ぐえ!?」
「何だ!? アクティブモンスターは居ないんじゃなかったのか!?」
「チクショウ、お前等武器を出せ、速攻で終わらせるぞ!!」
「!? 此処は何処なんですか!?」
「起きたぞ!! 押さえてろ!! 解毒結晶を使わせるな!! メニューも開けさせるな!!」
近くに居た男がシリカを押さえ逃がさない様にする。
「嫌ッ!! 止めて下さい!!」
モンスターを目の前にして戦力を一人削る指示を出すとは……ロリコン恐るべし。
いや、この場合はペドフィリアか? しかし、アレの定義は六ヶ月以上にわたり十三歳以下の子供にエロい事を続けてなければ認定されない筈。
……どうでも良い思考に耽っているとモンスターは倒され、男三人のHPは半分以下になっていた。
「クソッ!! MPKか!? お楽しみの邪魔しやがって」
「街が目の前だからって逃げやがったのかもな」
「まあ、苦労した分はアイツで発散させようぜ」
「放して下さい!!」
モンスターが倒されてる間にシリカは自分の置かれている状況が理解出来た様だ。
……そろそろ始めるか。
「!? 今何か通らなかったか?」
「いや? 何もなかったが?」
「おい!? お前のHPドンドン減ってるぞ!?」
「嘘だろオイ!?」
シリカの見ている目の前で男達四人全員が次々と赤ゲージ――そして麻痺状態になって地面に倒れた。
そして男達を切り刻んだ俺のHPカーソルが傷害判定でオレンジに変わる。
「よぅ、おめーら、楽しそうだな」
闇の中から現れた俺を男達は絶望的な表情で出迎えた。
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