92部分:第七話 二人の仲その十七
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絶対に」
「ああ、わかったよ」
陽太郎も自分の席に座って椅子の背もたれに左手をかけた姿勢で応えた。
「俺なりに真面目にかつ大胆にだな」
「そう」
「やってみるさ」
こう言ってであった。ファーストデートに挑むのだった。
そしてである。ここで赤瀬も来た。まさに山が出て来た感じであった。
その山がだ。言ってきたのである。
「椎名さん」
「何」
椎名は今度はその赤瀬に顔を向けた。
「今度だけれど」
「うん」
「何処に行くの?」
「二人の監視」
何気にこんなことを言うのだった。
「そこに行く」
「うん、じゃあ」
「そんなの来るなよ」
ムキになって孵した陽太郎だった。
「全くよ、何か変なことになったな」
「まあ頑張れ」
「応援してるからね」
最後に狭山と津島が言った。こうして陽太郎は今度の日曜にファーストデートをすることになった。
第七話 完
2010・4・17
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