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孔雀王D×D
17・凰蝶の正体?
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声で、全員が、部室から退散した後に、残ったのは、アザゼル、サーゼクス、サーゼクスのクイーンであるグレーフィア、リアス、ミカエル、朱乃の6人になった。
「リアス、姫島、お前たちも少し、席を外してくれないか」
 アザゼルは、いつもの人を食った言い方ではなく、その視線もいつともなく真剣だった。
「何故、私たちまで席を外さなければならないの?」
 リアスは、アザゼルに食って掛かった。
「リアス、彼の言うとおりにしてもらえないだろうか」
「ですが・・・」
 リアスは、たとえサーゼクスのいう事ではあるが、ひこうとしなかった。
「リアス様、ここはお引きください」
 グレーフィアが、リアスに微笑みながら、言った。が、その目の奥には鋭い光が宿っていた。
「わ、わかったわよ、グレーフィア」
 リアスは、そのグレーフィアの光を感じ、朱乃と共に部屋を後にした。
「すまないね、グレーフィア」
 サーゼクスは、グレーフィアに微笑んだ。
「いいえ。では、私も席を外しましょう」
 そういうと、魔方陣が現れ、グレーフィアは消えた。
「さて、アザゼル。君の話を聞かせてもらおう」
 サーゼクスは、アザゼルを見つめた。ミカエルもまた、重大な事であるのを感じていた。
「お前たちだけを残したのは、彼らに今以上に強くなってもらうための方針を決めようというものだ」
 アザゼルは、ことの他真剣にサーゼクス、グレーフィア、ミカエルに話した。
「彼らは、様々な事件を通じて、かなり強くなっているとは、思いますが?」
 ミカエルは、いつものように穏やかな口調でアザゼルに言った。
「確かに、強くはなった。が、もっと強くなっている事に支障はない」
 アザゼルの念の入れようは、半端ではない。先の事件などで、強敵を打倒せる力をつけさせたのは、何を取っても、アザゼルの用意があったからだった。
「それで、君は何をしようというのかな?」
サーゼクスは、アザゼルの狙いが分かっていたかのように、微笑んだ。
「さすがは、サーゼクスだ。俺は、悪魔天使堕天使全部ひっくるめた悪魔がいうレーティングゲームを再び開催しようと思っている」
「なるほど。お互いの戦士のレベルを高めていこうという算段ですね」
 ミカエルは、大きく頷いた。
「それと、そのゲームには、俺達も参加する」
「な、なんですって?」
ミカエルは、アザゼルの言葉に、驚愕の声を上げた。
「なるほど、それは面白そうだ。が、そこまでしなくてはならないのかね、アザゼル?」
 サーゼクスは、目を細め、アザゼルをみつめた。
「わからないが、何故か嫌な予感がしてならないんだよ。DD戦争より大きな事件が起きそうな、そんな気がしてならない。鳳の力の発動によってな」
 アザゼルは、サーゼクスとミカエルの顔を交互にみつめた。
「それ
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