機動戦士ガンダム
2161話
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も、それで自分達がバカンスを楽しめるかと言われれば、否なのだろう。
特殊部隊だけに、激戦の連続だったのは予想するのも難しくはない。
「おい、アクセル!」
ニッキと話していると、ラルが俺をそう呼んでくる。
「悪いな、俺はちょっとラルと話があるから、スレイはニッキの相手を頼む」
「ふむ、私がか? まぁ、構わないが……」
「え? ちょっ、おい、アクセル!?」
ニッキをスレイに任せ、その場を後にする。
……ニッキがどうスレイに反応するのか少し気になるが、今はそれよりもこっちの事情を早く何とかしないとな。
「それで、どうした?」
「いや、ゲラートの奴がどうしてもアクセルに聞きたい事があると言ってな」
「……聞きたい事? 何だ?」
「アクセル……アクセル・アルマーか。なるほど、建国宣言の時は魔法を使っていたが……」
ゲラートが俺を見ながら、そんな風に呟く。
へぇ、どうやら俺の事がしっかりと分かったらしい。
その辺りは、ゲラートの様子を見る限りではラルから聞いたような様子もなかった。
つまりこれは、ゲラートが自分の頭だけで俺の正体に辿り着いたのだろう。
まぁ、そこまで大袈裟なものでもないんだから、別におかしくはないのだが。
「それが聞きたかったのか?」
「いや、違う。以前話した内容についてだ。……俺の眼が治るという話だったが?」
その言葉に、俺がゲラートと話した時の事を思い出す。
そう言えば、あの時は眼を治すって話をしたな。
「ああ、間違いなくルナ・ジオンに来れば眼は治る。治すのはルナ・ジオンじゃなくて、シャドウミラーだけどな」
その言葉に、ゲラートは安堵の息を吐くのだった。
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