第七千二百六十七話 緊急なので
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第七千二百六十七話 緊急なので
札幌には有名な風俗街があります、そこでおおっぴらには言えない様な理由でお風呂に入る人もいますが。
この状況にです、お店の人が決断を下しました。
「どうぞ使って下さい」
「えっ、通常営業じゃなくて」
「はい、お風呂としてです」
お店の人は北海道に答えました。
「お使い下さい」
「そうしていいんだ」
「私達も被災者です」
だからだというのです。
「困った時はお互い様です」
「だからですか」
「女の子も来ていませんし」
もっと言えば来られないです。
「ですからどうぞ」
「じゃあすぐに被災者の人達呼ぶよ」
「どうぞ、この状況を乗り越えて」
一刻も早くというのです。
「元の生活に戻りましょう」
「その為にもだね」
お風呂が貸し出されました、こうした心ある配慮もするお店が出てくれました。
第七千二百六十七話 完
2018・9・9
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