猫娘と強化合宿編
NO.071 合宿二日目からが本番だ
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のだ。
だからさぞや記録も伸びている事だろうと自負していたところ、一気に出鼻を挫かれた思いで、その表情は不満と困惑が綯い交ぜとなって唖然となってしまっていた。
「雄英に入学して三か月間弱……様々な経験を君たちは積んで成長を果たしてきている。だが、それはあくまで精神面や技術によるところによるものであり、あとは多少の体力的な成長が主なものだった……」
それを聞いた一同は考えてみればそうだと思わざるえない。
入学からここまでやってきたのは主に演習や救助などがメインの訓練。後はメンタルや知識を鍛えるために一般教養だけだったのだ。
あくまでも学校という部分を逸脱できていない以上は鍛えられるところも限定的だろう。
だが、そう考えてしまえば如何に出久がチート体質になりつつある事か……。
『許容重量限界を無くす』という個性柄、鍛えれば鍛えるほど強くもなるし限界も見えない成長を見込めるのだから。
それはともかく……。
「“個性”そのものは今見てもらった通りにそこまでの成長はしていない。だからな……これから強化合宿が終わるまで諸君らには“個性”のさらなる飛躍によって伸ばしてもらう」
「“個性”のさらなる飛躍……」
相澤はあくどい笑みをその頬に刻みながらも、
「これから行う訓練は死ぬほどキツイと思う、がそんな事を言っていたら我が校の校訓は体現できないぞ……? 我が校の校訓を今一度思い出せ……」
―――更に向こうへ!”Plus Ultra”!!―――
それを思い出して数名の生徒の目に火が宿る。
逆に峰田のようなものは怯え腰になりそうでもあったが……峰田に関しては昨夜の女湯覗き未遂でもろに校訓を汚してしまっていたために表情を引き攣らせていた。
「分かったみたいだな。最後に一言……くれぐれも死なないように」
最後に全員の不安を煽っていく相澤のスタイル……嫌いじゃないわ!!
それで尚の事全員はこれからやるであろう訓練内容に色々な思いを馳せていった。
個性を伸ばす……。一体どうやれば伸ばせるのか……?
その後にワイプシの面々が姿を現して、ラグドールによるそれぞれの個性を伸ばす訓練内容を言い渡されて、思った通りに表情を引き攣らせたとか……。
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