外伝〜想定外(イレギュラー)の戦い〜中篇
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勿論倒れている彼らに関してはクロスベルへと連行する人達を今ルファ姉が呼んでいる最中で、彼らが到着次第少佐以外の人達を連行してもらいます。――――ですが少佐に関しては2年前の”競売会”で受けた”借り”がありますから、その”借り”を返すために少佐とオルディス方面の”子供達”だけ帰国させることをヴァイスハイト陛下達に頼んだ所、了承を得られましたので少佐達はサラさん達―――――エレボニアにいる遊撃士達に”保護”されて帝都まで帰還してもらいます。」
「………何?ということはクレア達も………………―――――”六銃士”の連中は一体何を考えていやがるんだ?幾ら何でも特務支援課(お前達)の私情だけで、倒れている連中よりも価値がある俺達をわざと見逃すなんて判断、絶対しねぇだろ。」
「クク、”鉄血”の懐刀であるあんたなら、あんたを含めた”鉄血の子供達を完全に無力化する絶好の機会がありながら、わざと見逃す理由”についても大体察しがつくんじゃねぇのか?」
ロイドの話を聞いて戸惑いの表情をしているレクター少佐にガルシアは不敵な笑みを浮かべてレクター少佐に問いかけた。
「…………――――!まさか………オッサンに対する”挑発”――――いや、”宣戦布告”か………!?」
「…………ヴァイスハイト陛下からオズボーン宰相への伝言です。『せっかく1年半前はメンフィルやリィン達に免じて見逃してやったのに、再びクロスベルに手を出そうとするのならば、今度は慈悲もなく貴様等の愚かな野望を徹底的に叩き潰し、貴様を必ず冥府へと送ってやろう。』―――――以上です。」
「………………」
ロイドからヴァイスのオズボーン宰相に対する伝言を聞いたレクター少佐は呆け
「―――――そしてこれは俺達”特務支援課”のオズボーン宰相に対する伝言です。貴方が『小さな意志』と評した俺達特務支援課の――――クロスベルの”炎”は絶対に貴方達のような全てを飲み込もうとする”炎”には呑ませはしない!」
「ロイドさん………」
「おおおおおっ!ここでお前達自身の”宣戦布告”もするとは、ハーレム以外にもあの”好色皇”の影響を受けたんじゃねぇのか?くかかかかっ!」
「まあ、今の様子からすると女性関係以外にも間違いなく影響を受けているでしょうね………」
「クク、まさか警察のガキ共がたった二年で”鉄血宰相”に宣戦布告までする程成長するとはな…………それでこそ、俺達”ルバーチェ”を終わらせた奴等だ。」
更にロイドは決意の表情でトンファーをレクター少佐に突き付けて宣言し、ロイドの宣言にリーシャが微笑み、ギレゼルが興奮している中通信を終えたルファディエルは苦笑し、ガルシアは満足げな笑みを浮かべてロイドを見つめ
「………………なるほどね。さすがはあたし達の代わりにリィンと共に学び、育っ
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