第18話
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が立つ。
ムカつく序手でに使えないアイテムの事を責めてやろうか。
「そう言えばお前から貰った『好感度上昇ブースターシール』は使い所が無かったぞ! お前同様に使えないな」
「はぁ? そんなの当たり前ニャ! 虫眼鏡以外、そこらで手に入る代物ニャ。あんなシール女に貼ったところで、何の嫌がらせかと怒りを買うだけニャ。もしかしてお前……あんな道具に頼って女の心を操ろうと考えてたのか? ゲスな男だニャ」
そ、そんなつもりは無かった……いや、ちょっとはあったけど、マジックアイテムってこの『好感度計ルーペ』しか無かったって事?
さ、詐欺じゃん! 俺はマジックアイテムだと思ったから、さきいかと好感してたのに……
(ゴツン!)「ニャ!」
「もう出て行け」
俺はベッドで寝そべる馬鹿=猫の後頭部にゲンコツを落とし漫画を取り上げると、ストックしてあったさきいかを全部渡して窓から追い出した。
「もう二度と来るな!」
「言われんでも来ないニャ!」
こうして俺は神だか悪魔見習いだかに振り回される事はなくなった。
でも何だかんだ言って、あの星への祈りが通じだお陰であろう。
もう二度と神頼みはしないと誓いつつ、これはこれで感謝もしている。
後日談だが……
もう目当ての男が無くなった事を知った蔵原が、白鳥さんを口説き落とした。
愛香音ちゃんとのデート中に、ラブホテ○ から二人して出てくる場面に出会した。
白鳥さんは慌てて言い訳しようとしてたけど、彼女程の美人を蔵原が放置しておくワケ無いので、納得している。
渡辺さんも口説いたらしいが、本人も言ってた様に女誑しは嫌いみたいで、口説き落とされなかった。
ちょっと不安なのが、未だに俺を諦めてないという噂を聞く事だ。
俺に固執するより、新しい恋を見付けた方が良いのに……
小林先生は未だにフリー。
勿論、蔵原に口説かれたらしいが、相手は生徒なので口説き落とされなかったらしい……ただ蔵原が言うには、『卒業したら受け入れてくれるに違いない』との事。
俺の青春は未だ未だ続くが、馬鹿=猫の馬鹿に振り回される話しは終わり。
愛香音ちゃんと別れず、一生を添い遂げられるよう、俺の努力は終わらない。
唯一役に立つ『好感度計ルーペ』を駆使してね。
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