暁 〜小説投稿サイト〜
ねここい
第18話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
に座る様誘い腰を下ろす。

どうせ今戻っても事業になんか集中出来ないから、互いに何処が好きになったのかとかを語り合う。
二人っきりだが変な事はしない。
こんな美少女が俺の彼女なんて奇跡だから、早まった真似して台無しにするわけにはいかない。

でもね……佐藤さんの方からね……












「よぉ……何でお前、午後の所行をサボってんだ?」
流石にHRまでサボるわけにもいかず、俺は佐藤さんと共に教室へ戻ると、速攻で蔵原から声をかけられた。因みに教室の手前まで佐藤さんと手を繋いで居たけど、バレるのは恥ずかしいので直前で手を離した。

「ちょっと……体調悪くて……」
本当の事は言えず視線を逸らして嘘を吐く。
ふと教室内を見渡すと、白鳥さんと渡辺さんの席に見知らぬ美少女が……
え!? う、嘘だ……あんな美少女等が俺を狙ってるなんて有り得ない!

俺の視線に気付いた二人が席を立ち近付いてくる。
多分白鳥さんだろうけど、服の上からも判る巨乳を揺らしてこっち来る。
透き通る様な白い肌に、輝く様な金髪美少女……絶対に俺の事を好きなんて有り得ない。

そして多分渡辺さん……
黒くて綺麗な髪をポニーテールにして笑顔が眩しい。
少し童顔っぽい……まだ中学生にも見える美少女だ。

「大神さん……体調が悪かったのですか?」
「大丈夫、大神君?」
俺に惚れてるなんて知らなかったから今まで気にしなかったけど、凄く二人とも近付いてくる。白鳥さんの胸なんかは俺の肩に当たるくらい!

「だ、大丈夫! ほ、本当はただのサボリだったんだよ! ご、ごめんね……」
俺の左前の席では、何時もならこの輪に加わる佐藤さんが、こちらを見る事なく笑いを堪えている。ちょとぉ〜……俺に余計な情報を与えたんだから責任とってよぉ。

「あれ、大神?」
タジタジになりながら席に座ると、突然蔵原が何かに気が付き話し掛けてきた。
何かこの状況を緩和させる事を言ってくれるのかな?

「お前……愛香音ちゃんと付き合う事にしたの?」
「な、な、な、何を、い、い、い、言ってるん!!??」
「そ、そ、そうよ! な、な、何なんだよ蔵原!」

突然の指摘で大いに慌てる俺。
俺等の輪に加わらないで居たのに、椅子をひっくり返す程慌てて蔵原に詰め寄る佐藤さん。
俺達二人の反応を見てニヤリと笑う蔵原。

「大神ぃ……口に愛香音ちゃんのと同じ口紅が付いてるぞ」
「え? マジで!」
俺は慌てて唇を触った。

「お、大神……私……口紅なんか付けてない」
「うっそ〜ん(笑) 唇に色移りはありませ〜ん。君等の態度でピンときただけ〜」
だ、騙された……

「う、嘘!? 大神君……愛香音ちゃんと付き合うの!?」
「そ、そんな……
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ