機動戦士ガンダム
2160話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
高性能な水中用MSがあったりするのか?
その辺は若干気にならないでもないが、その内明らかになるだろう。
ともあれ、そんな問題を始めとして、それ以外にも幾らか若干問題はあったものの、ハワイの譲渡は無事に終わった。
そうなれば、このハワイはルナ・ジオンの領土になった訳だが……ここで問題が1つ。
月にあるクレイドルでさえ、シャドウミラーからの援軍があってようやく治めているのに、そこにハワイが来たらどうなるか。
当然ルナ・ジオンでは手が足りず、シャドウミラーが担当する事になる。
いやまぁ、フォン・ブラウンを始めとして他の月面都市に量産型Wやメギロート、バッタ、コバッタといった無人機を送っているのだから、今更って話だったが。
ともあれ、そんな訳でハワイにいたジオン軍が撤退した後は、ここをシャドウミラーの戦力で守る事になる。
「分かっていたけど、随分とシャドウミラーに頼り切りになってしまったわね」
俺の隣に来たセイラが、そう告げる。
というか、セイラが何故ここいるのかが分からなかった。
「ここにいてもいいのか? 今は忙しいと思ったんだけど」
「そうね。けど……折角ハワイに来たんだもの。少しはゆっくりしてもいいでしょ? 一応、護衛もいるし」
そう言ってセイラが、少し離れた場所にいるシーマとルルーに視線を向ける。
護衛役の2人も、ここがプライベートビーチだからだろう。雰囲気に合わせて水着姿ではあるのだが、どちらもプロポーションがいいので、着ている水着はワンピース型なのだが、ビキニに負けないくらいの破壊力を持っている。
セイラの方は、まだ17歳というだけあって平均よりは女らしい身体つきをしているが、それでも女として成熟したシーマやルルーにはどうしても劣ってしまう。
まぁ、まだ成長期だというのを考えれば……
「アクセル。どこを見てるのかしら?」
ビーチチェア……というのか? 椅子というよりは横になるような奴の上でセイラを――正確にはその胸を――見ていた俺に、不機嫌そうな表情でそう告げてくる。
表情には特に出していない筈なんだが、その辺りもしっかりと読み取ったと、そういう事らしい。
実際、セイラが魅力的な女なのは間違いなく、もしここが俺達しかいないプライベートビーチではなく普通の浜辺であれば、それこそ大勢が今のセイラに目を奪われて口説こうとしてくるだろう。
もっとも、ジオン軍に占拠されたかと思えば、すぐにルナ・ジオンに譲渡されるなんて事になっているこのハワイで、そんな風に自由に泳ぐような真似が出来るのかと聞かれれば、それは正直微妙なところなのだが。
「いや、何でもない。それより、ラルやアンリはこの件を知ってるのか?」
セイラのお目付役という意味では、ダグラスも入れても
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ