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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第22話。変人と『錬金』術師。
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「まぁ落ち着きや。それに、タタリとは限らんかもしれんしの。」
「?それはどういう・・」
「異様にグールが多すぎやない?タタリってこんなんだっけ?」
「・・・・確かにそうでしたね。なるほど、飄々としているようで、あなたはなかなか冷静なのですね。」

なんか褒められた。

照れ隠しに、何もなかったかのように扉を開ける。

だだっ広い部屋の中に、椅子に座った金髪の男が一人。そしてその目の前で何かを燃やしているようだ。

「・・・・貴様らが余の鑑賞の時間を邪魔するものか。」

火に向けていた目をこちらに向けて不快感をあらわにする男。

「あなたは・・・・」?

男は再び目を火の方に向けると火は勢いよく燃え上がり、燃やしていた何かを灰に変える。

「余はスフィア・ヘリオポーズ。」
「スフィア・ヘリオポーズ!死徒二十七祖の紅蓮皇帝!!」

シオンは焦った。彼は死徒の中でも人間に対する興味が高い。それも悪い意味で。

彼は人を燃やすことに一種の美を感じている。

「・・・・シオン。」

晋吾も困った表情を浮かべる。目の前の死徒の力量を感じたのか?





「せめて英語で話して?私イタリア語わかりませーん。」





「・・・・」
「・・・・」

二人の冷めた目線を受けている晋吾です。ションベンちびりそうです。

いやな、しゃーないじゃん?知らない言葉で盛り上がられても訳が分からん。

でも言葉分からなくても潜水艦映画とかならいけるよ?何言ってるのか分からないのにドキドキする臨場感は異常。

「人間・・いや人間もどきの少年よ。これでいいか」

金髪の男は英語で話してくれた。感謝です!!

「いやーありがたい。話についていけなくて困ったわー。あと普通じゃないけどこれでも人間なのでよろしゅう。」
「あなたって人は・・。いえ、晋吾がどういう人間か分かってきた気がします。」
「人間でなく人間である存在。・・・・なるほど。フッフッフ。久しぶりに燃やしがいのある人間に会えた。貴様の魂がどのように燃えるか興味がある。」

興味を持たれてしまった。つーか若干気づかれてるのはなんでだ?

「いやはや、那由他の彼方から態々ご苦労なことだ。そんな器で使命を果たせるのか?」
「おう。最高級のモノにしてもろうたからの。・・・・試してみるか?」
「クックック。楽しくなってきたぞ。余の炎技。とくとご覧あれ!アポストロスよ!!」

勢いよく立ちあがり、両手を振うと現れる炎が一つ。驚いた表情のシオンを小脇に抱え横に避ける。

着地とともにシオンを手放し、両手で『相棒』を握り、突貫。

上段で構え、振り下ろ
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