第22話。変人と『錬金』術師。
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「そういえばの。」
「・・・・なんでしょうか?」
「名前聞くの忘れてたの。」
「・・そう言えばそうでしたね。私はシオン・エルトナム・アトラシアです。」
「シオンさんな。」
「別に敬称はいりませんよ?」
「そか。俺はシンゴ・エミヤや。よろしゅう。」
「ええ。よろしく。」
フッ、少し空気が入れ替わったぜ。さて、気を取り直して先を進むぞ。
歩いているうちに少しシオンさん改め、シオンについて聞いた。まぁほとんど知っているがな。
アトラス院の錬金術師。いつも思いが、人体を演算装置として事象を変換って、なんじゃそりゃ?
つうか『錬金』術師っておかしいだろ?異議あり!姉ちゃんの実家見たいならまだ分かるけどさ。
てかね、あのメルブラの空中移動とかもその事象の『錬金』らしい。
実際に見て、2段ジャンプすんな!とか空中走るの禁止!とか色々突っ込みたくなった。
チートの俺でも出来ないことを平然とやってのけるシオンに脱帽。?
べっ・・別に憧れてなんか居ないんだからねっ!!
つい凛ちゃんの真似をしてしまったよ。
んでもって、二十七祖の死徒とどうやって勝つつもりだったの?って聞いたら出てきた例の弾。
タタリの残骸から作ったものはどうでもよかったが、もう一つのアレはヤバいわ―。
銃身がレプリカなのが救いだが、多分俺も喰らったらきつい。まぁ当たればの話だがね。
当たらなければどうということはない!!
あとね。絶対に見えないスカートは計算なんですか?って聞きたいけど聞けない。
ちなみにここに来た理由はやはりタタリ絡みで、最近ここローマで、炎に抱かれて歩く人の噂が飛びまわっていたからとか。
え?何ソレ?殺人鬼の再来なんかより怖いんですけど?
「しかし、凄いですね。」
「お?」
「あなたのその魔力硬化でしたか?ひどく興味を引かれます。」
「マジで?」
「ええ。ぜひ研究させて欲しいですね。」
恐れていたことが現実に!?
「いやいや。俺も研究することあるから遠慮してもらいたいわ。」
「研究?なにかしているのですか?」
「おお。ロボット的なことをの。」
「こんな魔力を持っていて科学側ですか。なんてもったいない。」
「いやなに、俺はこんなんおまけ的にしか考えてないからの。」
「・・・・フッ、面白い人ですね。」
鼻で笑われたわー。お兄さんショックー。
「おっ、この部屋やで。」
他のと比べ、やたらとデカイ扉の前に立つ二人。まさにいかにもという所だ。
「ここにタタリが・・・・」
ぎゅーっと拳を強く握り、目つきがきつくなるシオン。
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