巻ノ百五十二 迎えに向かう者達その一
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今の言葉は即座に断った。
「拙僧は戦に勝つことだけを求めていました」
「それがしの命は」
「求めていませんでした、そして拙僧は僧侶」
この立場もあるからだというのだ。
「ですから」
「それがしの首は」
「いりませぬ」
一切という言葉だった。
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