暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第3章 激闘!ディエンド編
第48話『誇りの国-lost pride-』
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とエルメスさんもですか?この光景を見る限り、とても騎士道とは関係無さそうに思えます。」
歩きながらキノ達は話しています。すると、
「旅人さん達!国王陛下が大変興味を示しておられる。明日の朝、お会い出来ますね?」
王族直属の兵士が呼び止めます。
「これは、一度行く方がいいかな?」
「国王陛下に会えば、この国のことが解るかも知れません。解りました。明日の朝ですね。それで、移動の手順は?」
キノと雅は意見を合わせ、雅が代表して兵士に聞きます。
「それは、旅人さん達が宿から我々の王城に来れば大丈夫です。それでは、お待ちしております。」
兵士は言う事を伝えると去ってしまいます。
「やはり、どうも騎士道を履き違えているみたいですね。」
「そうですね。とにかく、明日は朝一番で王城に行きましょう。それでは、お互いに宿を探しましょう。」
雅はキノと分かれて宿を探します。
「それにしても、本当に騎士道も誇りも感じられないな。」
雅は屋台のありとあらゆる所に張られた騎士道という文字を見て呟きました。
夕方になり、雅は漸く宿を発見して、宿泊の予約を入れます。しかし、
「相部屋ですか?」
「はい。現在、旅人さんが入れる部屋はこの部屋しかありません。」
部屋の話で問題が起きましたが、
「解りました。長期滞在しないので、その相部屋で大丈夫です。」
雅は折れ、受け入れました。
「それでは、こちらが鍵になります。」
チェッカーは雅に鍵を渡しました。
「ありがとうございます。」
雅は鍵を受け取ると、階段を上り指定された部屋に向かい、扉をノックします。
「すみません!受け付けの方に、相部屋になるようにと言われた者ですが。」
雅が声を掛けます。すると、
「ミヤビさんでしたか。この部屋は随分と広いので、大丈夫ですよ。」
中からキノが現れ、雅を部屋に入れます。
「どうも、この国の方は不親切で、独特の考え方を持っています。僕の知っている騎士道とは、何か違いますし…」
「とても、誇りを大切にしているように思えません。」
「そうです。とりあえず、長旅で疲れていますし、僕はお風呂に入ったらすぐに寝ます。」
雅はそう言うと、浴室に入ります。
二十分経ち、雅が出ると、キノが続くように浴室に入ります。
「エルメスさん、お休みなさい。」
「はいよー。」
雅は身近にいたエルメスに挨拶をして寝ます。
翌朝、雅が目を覚ますと、キノは既に起きていました。
「キノさん、お早う御座います。ッ!済みません!」
雅は朝の挨拶をしますが、薄手のシャツ一枚しか着ていないキノを見て、咄嗟に目を逸らします。
「お早う御座いますミヤビさん。どうかしましたか?」
キノは疑問に思い
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