ダン梨・T2
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縁だし。ったくぅ、それもこれもあのド天然兄貴の勘違いから始まって……あらごめんなさい、話が逸れに逸れまくったわね」
「気になるワード平気でブッ込んで平気で弾き出すわぁこの神……」
とりあえずすごい美人だけど残念が頭につくか、もしくは言葉を選べば非常にフレンドリーな神のようだ。カリスマブレイクを自ら使いこなすとはやりおるわ。このままシリアスな空気になると思っていたとは俺も未熟だな。
「あ、これつまらないものですが」
「これ最近話題の高級洋梨……噂には聞いてたけど本当に梨が好きなのね」
「甘い匂いに誘われ起きてコルヌーです!おはよーございまーーーすッ!!」
「背後からの奇襲などとうに見切ったわ。受けろ渾身のアルゼンチンバックブリーカーッ!!死ねぇッ!!」
「ぎゃはぁーーー!?背中がーーーー!?」
背後から飛来した見覚えのある羊頭を掴んだ俺は、そのまま彼女の背中を粉砕した。
なんたる爽快シンジゲート。此処に復讐は成ったぞ小娘が。床にウルトラバックドロップかまそうと思ってたのだが床に穴が空くのでやめたが、これはこれでよし。そのまま悶絶するコルヌーに「次から礼儀正しくやってこい」と言い捨てて床に放り投げて、俺は改めてテュケーに向かい合う。
「あらあら、早速じゃれあっちゃって♪ごめんなさいね、コルヌーはファミリアの中にしか友達がいないから、ついついはしゃぎすぎちゃうのよ?」
「はぁ……」
娘にアルゼンチンバックブリーカーを容赦なくかました点は割とどうでもいいのか微笑ましい子供を見るお母さん的な顔をしているテュケーに、俺はペースを狂わされながら曖昧に頷いた。やべぇ、会話の主導権の握れなさ加減がコルヌーの主神なんだなって思わせられる。
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