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転生貴族の銀河
第三十七話
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い条件だしな」

「帝国の本気の進攻作戦をさり気なく流したので家族も心配になったんでしょう、暗殺未遂で思いの外入院が長引きそこに好条件の民間の引き抜きですからね」

「本当に良かったよ、一番無理と考えていたんだがね。」

「半年後には能力給でまた給料アップでしょ」

「そうだ、能力さえ有れば我が社は倍々ゲームだからな」

「俺達の功績もこれでアップだ」


盛り上がり皆で飲みに出方とかなんとか......



同盟領



「帝国の進攻作戦の話聞いたか?」

「あぁ〜そうみたいだな、でももう既に帝国は準備は出来ているだろうな」

「そうだろうな、この話が漏れて来た!....か!」

「そうだ、わざと漏らしたかで話は全然違うな」

「.....何故だ?」

「「「「「?」」」」」

「お前さん一応士官候補生だよな?」

「士官学校の候補生か?」

「そうだよ、なんだよ俺は数字には強いが他は全然なんだよ悪いかよ」

と!一応は自分の適性を知っていた。

「そうか、補給や数字には強かったよな。成績はトップクラスだしな」


と、皆が彼の事を再度理解し機嫌をとっていた。
それでも彼は今後の帝国との戦いでその能力を開花させるのであった。

アレックス・キャゼルヌの代わりになりえる存在にだ。





オーディション



「酒は美味いし平和が此処にあるのに.....胃が痛いのはなぜだ?」

「胃が痛いのですか?」

「身体も熱っぽいかな?」

「.....まさか!」

「ん?」

「食事です、暗殺の訓練場で毒を飲み今この瞬間にもしかして身体が毒を消そうとしているのかと...」

「前にもあったな、明日は動けんかも知れない...」

「三長官には私から伝えます」

「すまんが頼むよ」

疲れ切ったロルフはそのままベットで眠りに就くのだった....


次の日から三日間程熱が40度に上がり、本人は普通にしていたが妻達や執事に寝てるようにとドヤされたのだった。

部屋に鍵を閉め、隠していた酒を飲みながらパウルの帰宅を待っていたのだが.....






軍務省



「.....と、ですので十日間程下さい」

「ロルフは大丈夫なのか?」

三長官がパウルに詰め寄り、息が臭いと思っても口に出さないパウルであった。

「大丈夫ですが!この話は帝国の裏の話です....間違っても口外無用です」

「分かっておる、口外すれば我らとて暗殺の対象になるのだろう」

三長官はまさか!

噂の暗殺者の.....皇帝の影と呼ばれている存在にゾクリと背中に汗を流していた。


ロルフ
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