機動戦士ガンダム
2158話
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ットになりたくても、適性試験で落ちる者はいる。
そんなMSのパイロットを200人近く……それも、ドロスを運用するのに必要な搭乗員も考えると、とてもではないがルナ・ジオンで使いこなすのは難しい。
そもそもそれ以前に、MSを200機近くも用意は……まぁ、これはシャドウミラーであれば、出来ない訳でもないが。
「そうなると……俺からの提案としては、量産型Wとバッタ、メギロートで使う無人の戦力ってところだな。……量産型Wはいるけど」
ナデシコ世界で手に入れた、兵器生産プラント。
それで生み出されたカトンボやヤンマといった戦艦は、バッタやメギロート、量産型Wを運用する上でかなりの戦力になっている。
そうである以上、ドロスでも同じように使っても問題はないだろう。
「……ねぇ、アクセル」
不意にそう言ってきたのは、エザリア……ではなく、エリナ。
今までは黙ってこっちの話を聞いていたんだが、何かあったのか?
「どうした?」
「いえ、前から気になってたんだけど、アクセルはバッタで名称を統一してるみたいだけど、小さい方のバッタにも一応コバッタっていう名前があるのよ?」
「そうなのか?」
今までは、普通にバッタで名称を統一していたのだが……まぁ、言われてみれば大きさが違うんだから、名前が違ってもおかしくはないか。
「ええ。まぁ、別に無理に呼称を変えなくてもいいと思うけど、聞いてる方はきちんとコバッタとかいう風に呼んだ方が分かりやすいと思うわよ?」
「分かった。なら、今度からコバッタと呼ぶ事にするよ」
そう告げると、エリナは少しだけ嬉しそうな表情を浮かべる。
ナデシコ世界の人間としては、決して木蓮の無人兵器……特にその主力たるバッタに対して良い感情は抱いていない筈なんだけどな。
いやまぁ、何だかんだとエリナもシャドウミラーに所属してからそれなりになるし、その間にバッタやコバッタといった無人機はかなり活躍している。
そうである以上、エリナがバッタやコバッタに慣れたという可能性も否定は出来ないか。
「で、ちょっと話はずれたけど……ドロスの事だな。どうする? こっちに任せるのなら、それこそコバッタや量産型Wで人員の削減も出来るし、メギロートやバッタで戦力も十分だぞ」
MSが200機ということは、メギロートやバッタなら、より多くの機数を搭載可能だという事でもある。
とはいえ、MSと虫型の兵器では色々と違う場所も多い。
MSが運用する事を前提に開発されたドロスだけに、上手くこちらの機体で運用出来るかという問題もあるが……ぶっちゃけ、その辺りは技術班辺りに任せればどうにでもなりそうなんだよな。
それか、メイ辺りに任せてみるとか。
仮にも天才と呼ばれているんだし、そのくらいは
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