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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百三十五話
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和感がなく、一夏は首を傾げる。

「見慣れてるかどうかって事なのか…?」

じゃぁ試しにファイアーシスターズの通う中学の制服を、と一夏は一回転したが、何も起こらなかった。

スペルファンブル。

普通であれば如何なる魔法も一夏が失敗することはあり得ない。

そう普通なら。

例えばパレードの上からもう一枚パレードを被せられたりすれば、定義破綻を起こし、失敗する。

そして一夏以外にそんな器用な真似が出来るのは一人だけ。

一夏が恐る恐るドアの方を見ると…

ニヤニヤ×4。

箒、円香、リム、エレンが部屋を覗いていた。

「パレード キャスト」

箒の声が響き、一夏のワンピースがぶれる。

気付けば一夏は黒いドレスを着ていた。

フリフリのレース。モノクロなのに暖かみを感じさせる不思議さ。

黒の甘ロリであった。

「うむ。やはり一夏には『ロリィタファッション』が似合うな!」

それを聞いた一夏は何とも言えないそそる顔をした。

頬を赤く染め、羞恥のせいか目に涙を浮かべ、口を真一文字に閉じ、肩をぷるぷると振るわせる。

それはひどく…【虐めたくなる】表情だった。

「い、いつから見てた………?」

「お前がハルバードを振り回し始めた時から」

「最初からじゃねぇかクソが!」

箒がパレードを解き、その手に一着の服を量子展開する。

「ま!まて箒! ソレをどうするつもりだ!」

「くく、コスプレしたいのだろう?」

「や、ヤメロォー!」

箒が一夏に組み付き、星空のドレスに触れる。

抵抗する一夏を組み敷き、箒が無理矢理着替えさせる。

「うぅ……」

「これでよし」

白いヘッドドレス。

フリルのついたミニスカート。

エプロンのような前掛け。

フレンチメイドだ。

「あぅあぅあぅあぅ…………」

顔を真っ赤にした一夏がミニスカートの裾を押さえる。

「どうだ三人とも、似合っているだろう?」

「うん!一夏おねーちゃん可愛い!」

「お兄さん、綺麗です」

「お兄ちゃん可愛い! なんかゾクゾクする!」

円香の危険な発言はともかくとして、一夏の格好は異性同性問わず魅了する。

男ならばその恥じる仕草に劣情を覚えるだろう。

女ならばその愛らしさに保護欲をそそられるだろう。

「ぱ、パレード!」

「私が許すと思うか?」

一夏の姿が一瞬ぶれるが、パレードは発動しなかった。

「うぅぅぅ………」

調子に乗った箒はパレードで西洋甲冑を纏う。

片手で一夏を持ち上た。

恥じらう一夏の頤に手をやり、クイッと顔をあげさせる。

「一夏」

そうして、水音を響
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