暁 〜小説投稿サイト〜
東方幻想探偵
2.W爆誕/little rabbitなレーザー
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「変身」

『ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム?アイムアカメンライダー!!』
 そこには二等身姿のマスコットのような戦士に変わっていた。しかし、元の身長とあまり変わってないようだ。
 しかし、それ以上のカルチャーショックが俺を襲った。
 姿形が違えど俺のもう一つの姿の面影が目の前のそれにはあった。
「っしゃあ!ノリノリでいくぜ!」
 二等身!?え?なに?それで戦うの?
 しかし、目の前の存在はその格好とは裏腹に素早く軽快の動き見せてきた。
「うお!?」
 怖!?二等身なのに!?
 俺も攻撃をかわしながらロストドライバーを装着。メモリのスイッチを押す。
『Joker!』
「変身!」
『Joker!』
 変身後すぐさま身を翻し、後ろ回し蹴りを繰り出すも二等身の頭上を通り過ぎていった。ヤバい。小さくて攻撃当てにくい。
「よっ!はっ!」
「ぐぁ!?ちっ!」
 逆に向こうの攻撃は思い切り腹にクリーンヒットしていく。やだこれ怖い。
 でも、
「コツはつかんだっ!オラァ!」
 ローキックの要領です蹴り下ろす。
 これがバットを折るローキックだ、ってな。
「ったぁ!やろー!」
 しばらくこの攻防は続いた。互いのパンチを、キックを。防ぎ、躱し、いなす。
「へへ!やるじゃないの、仮面ライダー」
「なんなんだよ。その仮面ライダーっての」
「はあ?何言って、……オタク名前は」
「俺か?俺は慶条丞一。しがないの探偵、」
 ウサギからの一方的な誤解が解け、事態の収拾つきそうになったその時だった。





『Virus!』
 聞きなれたウィスパーボイスが竹藪の中に響く。
 すると、オレンジ色のノイズのような粒子が一定の場所に集まていた。
「!?笑えねえな」
「ああ、笑えねえ。なんだよあのメモリ。なんか化け物が形成されてってるんだけど」
 そして粒子が凝固すると、バイクの排気音が鳴ると目の前に閃光が走った。
「ぐあ!な、なんだ?まったく見えなかったっ!」
「うお!?あぶねっ!」
 見えない一撃により吹き飛ばされてしまった。兎は無事なようだ。
 ようやく止まり、そこにいたものに俺は驚きを隠せなかった。








「風になるぜえぇぇぇ!!」
 人気レースゲーム『爆走バイク』に出てくるライバルレーサー『モータス』だった。
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