2.W爆誕/little rabbitなレーザー
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いた。
『どういうことだ』
『こっち、幻想郷でも。ガイアメモリによる超常現象事件が相次いでいるのよ。しかもたちの悪いことに弱小妖怪や人間しか襲わないんだから』
私を襲ってくれれば返り討ちなんだけれどね〜、と困ったような顔をしていたが、おそらくめんどくさそうな顔の間違いだ。
『てっきり、幻想入りしたものが裏で流通してるのかと思ってたけれど』
『俺はむしろそっちから流れてきたのかと、そう思っていたんだが』
『おそらくあなたの考えで正しいわ。だって現代よりも幻想郷での事件の件数が多いんだもの』
『と言っても物語に写すほどの物ではないがな』メメタァ!
『それは言わないお約束よ。んん!つまり、丞一。あなたには幻想郷に来てもらって、原因の調査、そしてあなたの意見を聞かせてほしいの。というわけで頼んだわよ』
「回想終了っと。さて、これからどうしたものか」
「あー、ちょっとそこのあんた」
天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!誰かが俺を呼ぶ声がする!冗談はさておきあたりを見渡すが誰もいない。
あれ?これももしかして幽霊か?幽霊ktkr。
「おいこっちこっち」
残念。目の前にいたよ。腰ぐらいまでの高さしかないけど。しかし俺よなぜ気づかない。
「小学生はもう寝てる時間だぞ?」
「小学生がなんだかは知らないが。自分は因幡の兎なんだ。少なくともあんたよりは歳は上だよ」
これがいわゆる合法ロリと言うものか。これが変態の国ジパング!
「俺は、………通りすがりの探偵だ。ある事件を追ってる。少し話を聞かせてくれないかね?幸運の兎さん?」
「ほう?自分のことは知ってるわけ?なら話は早い」
「ここのところ、何かおかしなこととか起きてないか?」
「おかしなことって何だよ?」
「おかしなことはおかしなことだろ?例えば変な化け物が現れたり、月がおかしくなってたり」
「………月が、何だって?」
「何って。今真上にある、っ!」
目の前の兎さんからいきなり蹴りが飛んできた。それも敵意がこもってる鋭い一撃だった。
「何のつもりだ?」
「………チッ、外したか。さすがはちまたで有名な仮面ライダーだな」
「?仮面ライダー?何のことだ」
「ここまできてシラ切んなよ。とにかくあんたの足止めをするようにえーりんに言われてるんでね」
そう言うと兎さんは蛍光色のドライバーを腰に巻いた。
(ロストドライバー、じゃない?)
『BAKUSOU BIKE!』
「爆走バイク!?」
ガシャットからの音声と同時に兎の後ろにレースゲームのタイトルのようなディスプレイが現れる。さらにそこからトロフィーが周囲に展開された。
爆走バイクといえばレースゲームのレースゲームでも屈指の名作と名高いシリーズだ。俺もやってるし
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