猫娘と強化合宿編
NO.070 合宿一日目の終わり
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しれないだろうが、今だけは自由に想像してもいいだろうと女子達ははしゃいでいた。
特に芦戸に関しては赤点がどのように効果を発揮してくるのか分からないために恐怖を紛らわす意味を含まれているのである。
そして荷物も運び終わったのちに夕食となった。
全員そろって「いただきます!」と言って食事にありつく一同。
そこで男子と女子の言葉の中で行き来してもいいかという話があった。
強化合宿とはいえ、こうして一同が同じ釜の飯を食べて遠からず近い場所にいるというのは修学旅行みたいで感覚的には楽しいものだろう。
特に食事は雄英のランチラッシュにも劣らないきめ細やかな米であり、
「この米、うめぇ!」
「ランチラッシュにも劣らない美味しさだ!」
と、昼抜きのみんなには優劣など付ける判断力も失わせるほどには食事が進む進む。
テンションがハイって奴だ!
…………賑やかだった空気もお風呂に入れば落ち着くというもの。
女子達はそれぞれお風呂に入ろうと制服を脱いでいくのだけれど、ここでやはりまだ慣れない出久が隅の方でこそこそと脱いでいた。
だが、もうここまで来て遠慮など逆に彼女たちに失礼だろう。
裸になることに関しては誰よりも早い葉隠が出久の背後に回って、
「もう緑谷ー! そんな恥ずかしがってないで一緒に入ろうよー!」
「うわっ!?」
と、言いつつも意外に大きい出久の胸を揉みながらも葉隠は思う。
「ふむふむ……これは三奈ちゃんとヤオモモの間くらいってところだね」
「ちょ、葉隠さ……ん、くすぐった、ひゃっ!?」
「ほれほれー……ここかなー?」
なにやら俗にいう透明人間の定番行動をしだした葉隠。
出久の様々なお肌が葉隠の透明な手によって触れられるたびに歪む光景は実にエロスである。
「透・ち・ゃ・ん……? そこまでにしておこうかー……?」
「はひ……」
「はぁ、はぁ……」
虚無の目をしたお茶子によって早々に終わることになったのだが、まだ息が荒く頬が紅潮していた出久の光景に女子全員は男子でもないのにドキッとしたのはきっと気のせいではない。
「…………はっ!? み、皆さん早くお風呂に入りましょうか!」
微妙な空気になりつつあったのを八百万の転機によって回避することに成功する。
そのままもう出久は体を洗った後に温泉に浸かりながらボォーっとした頭の中で空を見上げながら、
「…………女子って、不思議だね」
と、なにかしらの悟りを開いていた。
その後に男子の風呂の方では峰田がやはりというか騒動を起こしていたらしいが、女子と男子の中間に控えていた洸汰によって成敗されたのだけど、色々あって女子の方へと洸汰は落ちていってしまって咄嗟に出久が受け止めることができた。
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