猫娘と強化合宿編
NO.070 合宿一日目の終わり
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をお見舞いした。
「ちょっ!? 君、なにをするのかね!!」
「なにすンだ……?」
「クソガキ、てめぇ……なんのつもりだ!?」
「うるせぇ! 出久姉ちゃんにちょっかいを出すんじゃねぇ!!」
「んだと、おらぁ!?」
そんな感じで特に洸汰と爆豪との睨み合いが勃発していた。
「あわわわ……ま、マンダレイ……どういう事でしょう?」
「ふふふ……洸汰もいっちょ前にませてるって事ね」
「はぁ……?」
出久は意味が分からずに曖昧に言葉を返すだけであった。
そんな賑やかな光景の中で、
「……お前ら。茶番はいいからさっさと荷物を部屋まで運んじまえ。時間は有限だ。荷物運んだ後に夕食、次いで入浴、最後に就寝だ。本格的なスタートは明日からだ。それまでに精々鋭気を養っておけ」
相澤がそう言って先に宿泊施設の中へと入って行ってしまった。
それを見越してか、
「ほら洸汰。遊んでないで手伝いして頂戴」
「わかった……(キッ!)」
最後に睨みを爆豪に効かせて先に中へと入っていった。
そんな見たこともない洸汰の姿に出久はというと、
「洸汰君……どうしちゃったんだろう?」
「デクちゃん……」
「麗日さん?」
ゆっくりと肩に手を置かれて振り向くとなにか少し怒り気味なお茶子の顔がそこにあり、
「デクちゃん、人気者やね。私、もううかうかしていられないや……」
「そ、そうなの……?」
「ウフフー……」
それからどこか虚ろな目をしていたのが印象的だったと後に出久は語る。
「ほら、お茶子ちゃんに出久ちゃんも早く行きましょう。せっかくのご飯が冷めてしまうわ」
「う、うん。梅雨ちゃん」
「ケロ……でも、なぜかしら? 私も少し嫉妬心を感じてしまったわね。何に対して……? 哲学だわ……」
蛙吹もなにかしらの気持ちの変化があったのだろうか、首を傾げている。
「それでは皆さん。早く中に行きましょうか」
八百万の言葉でそれぞれ荷物を持って中に入っていく一同。
ピクシーボブに目をつけられた三人も渋々としながらも入っていく。
……ただ、峰田は一人、みんなが消えた後にひっそりとパンツの中を確認していたとかしていなかったとか……。
女子達は部屋の中に入るとそこには普通ながらも七人が入るには余裕があるくらいの広さがあった。
「わー! もっと小さいものを想像していたよー!」
「ウチもだよ。でも、いい感じでよかったね」
「今日はもう疲れちゃったから騒げないけど明日とか女子会とかしよっかー!?」
「いいですわね! 女子会……一回してみたかったんです」
「ケロ。楽しみね」
「そうだね! ね、デクちゃん!」
「うん!」
明日から今日よりもハードな事が起きるかも
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