機動戦士ガンダム
2156話
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、俺が許可しても、後で技術班や政治班辺りからクレームがくるという可能性は十分にある。
そうである以上、こちらとしてもはいそうですかとは頷けない。
……シャドウミラーの代表だと言っても、結局その程度なんだよな。
「えー。そこはアクセルから何とかお願いしてよ。ね? ね? お願い。そうしたら、ジンの性能を上げる改修をしてあげるから!」
「メイの言いたい事も分からないわけじゃないけど、ジンはジンのままでいいんだよ。1機や2機ならともかく、設計から根本を変えるなんて真似をすれば、色々と問題になるし」
「えー……」
俺の言葉に、これでもかと不満そうな様子を示すメイ。
だが、実際に性能が高いMSが決して良いという訳でもない。
例えば、このUC世界だ。
ザクはかなり性能が高く、ジンやストライクダガーと基本性能の点は比べものにならないくらい高いが、あくまでもMSが活躍し始めたばかりだ。
そうである以上、もしシャドウミラーが高性能の機体……それこそシャドウとかを思う存分投入するような真似をすれば、当然のようにその世界の者達はシャドウミラーの機体を分析し、それを参考にして兵器を開発していく可能性がある。
つまり、その世界独自の技術が失われてしまう可能性が高いのだ。
そうである以上、こちらとしてはそう簡単にメイの願いを叶える訳にはいかない。
……1機か2機程度なら、特に構わないとは思うんだが。
ともあれ、俺は何とかメイを宥めるのだった。
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