機動戦士ガンダム
2156話
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対して愛想を尽かす可能性もあるのだが。
そうである以上、ルナ・ジオンとしては妙な真似が出来なかったりもする。
「ふふっ、そうですね。でも、彼を引っ張ってきたのは、間違いなくアクセル代表です。……では、もう少しアクセル代表と話していたいところなのですが、彼等の対応に回らなければならないので、これで失礼しますね」
そう言い、ジェーンは一礼すると去っていく。
その後ろ姿を見送り、さて俺は今日からどうするかと迷う。
ガトーが来たということは、そろそろゲラート辺りにルナ・ジオンの引っ張り込みたい気がしないでもない。
ただ、問題なのはやっぱりゲラートが地球にいるという事なんだよな。
ましてや、現在闇夜のフォンリル隊がどこで戦っているのかというのも、まだ分かっていないし。
うーん、こうなると月だけではなく、地球にも拠点があった方がいいんだろうな。
連邦と接触するにしても、宇宙ではルナツーとかサイド7とかに行く必要があるし、それで接触出来るのもそこまで上の人間ではなく、あくまでも現地の指揮官といったところだ。
であれば、こちらとしてもわざわざ接触するのは面倒臭い。
いやまぁ、現地指揮官でどうにでも判断出来る事なら、問題ないんだろうが……取り次ぎとか、そういう風になってくると、こっちとしても色々と面倒なのは間違いない。
けど、地球上の拠点か。どうせなら、利益の大きい場所……資源が大量に眠っている場所とかがいいけど、そういう場所は当然ながら連邦もジオンも離したがらないしな。
それに、大抵の資源はキブツを使えばあっさりと用意出来るという点で、そこまでこだわらなくてもいいような気がする。
あ、でもまだ完全にシャドウミラーを信じ切れていないアンリなら、出来るだけシャドウミラーに頼らなくても自立していけるだけの体制を作りたいとは思っているだろうけど。
そんな風に考えていると、不意に誰かが近づいてくるのが分かる。
そうして姿を現したのは、予想外な事に……メイだった。
ケン達と一緒にホワイトスターに一時期避難していたメイだったが、当然のようにルナ・ジオンの建国と同時にクレイドルに来ている。
そんな訳で、別にここにいても不思議ではないのだが……
「どうした、メイ。そんなに興奮した様子で」
「ねぇ、アクセル。ジンをちょっと改修してもいい!? ちょっと面白い方法を思いついたんだけど!」
俺の顔を見るなり、そんな事を言ってくるメイ。
まぁ、MS好きというか、機械好きのメイだけに、この展開は予想出来ない訳ではなかった。
「あー……多分問題はないんじゃないか? ただ、一応技術班のレモン辺りに聞いてみてからにしてくれ」
一応ジンは魔法級の中に生産設備があるので、多分問題はないと思う。
だが
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