機動戦士ガンダム
2155話
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るという選択肢は存在する。
幸いにもUC世界は、ホワイトスターで繋がってる各世界の中でも文明は高い方だ。
勿論、マクロス世界のように飛び抜けた文明という訳ではないが、それでもネギま世界やペルソナ世界のような、まだ宇宙開発が殆ど行われていない世界に比べれば、技術力は上だ。
もっとも、ネギま世界は魔法が存在するし、ペルソナ世界はペルソナ能力だったり、アイギスのような人型アンドロイドがいたりするので、必ずしもUC世界が上という訳ではないのだが。
ともあれ、技術班に高性能な耕耘機を作って貰うよりは、どこか他の世界から耕耘機を輸入した方がいいのは事実だ。
「耕耘機をどうするかは、また後でルナ・ジオンの幹部達と相談する事にした方がいいな。お前達の方でも、どんな耕耘機が欲しいかってのは相談しておくように。世界によっては、同じ耕耘機であっても微妙に違ったりするからな」
取りあえず、そう言って誤魔化しておく。
いや、別に誤魔化してるって訳じゃないか。
実際、クレイドルで農作業をするのはこの面々なんだから、自分達が使いやすいと思えるような性能を持った耕耘機を用意するのが最善の選択肢なのは間違いないんだし。
「え? 俺達の希望を聞いて貰えるんですか!?」
「あー……全ての希望を聞けるって訳じゃないと思うけど、似たような機能を持った耕耘機とか、それ以外にも農業に使うような機械は作ってくれると思うぞ」
まぁ、ぶっちゃけた話、人手不足をどうにかするという意味では、量産型Wを使えばそれで解決するんだが……そんな真似をすれば、どうしてもクレイドルの人手が余る。
折角ルナ・ジオンという勢力を選んだのだから、ここに住む人々にはこのクレイドルで働いて、帰属意識や愛国心といったものを持って欲しい。
勿論、1年2年でそういう風になるのは無理だろう。
だが、その1年2年が10年20年ともなれば、話は違ってくる。
それだけの年数クレイドルにいて、セイラ達がザビ家のような横暴な態度を取らずにいれば、全員……とは言い切れないが、大勢がルナ・ジオンに対して帰属意識や愛国心を持つようになってもおかしくはない。
特にセイラ達ルナ・ジオンの首脳陣と一緒に、国を発展させてきたという思いがあれば、同胞意識のようなものも高くなるだろう。
「アクセル代表、向こうの方にでかい岩があるって報告が来たんですけど、どうしますか!?」
「岩か。……岩? は? 何でだ?」
一瞬納得しそうになるも、すぐにそう突っ込む。
もしここが自然であれば、岩が邪魔になったと言われても納得はする。
だが、このクレイドルはあくまでもマクロス世界で生まれた新型の新マクロス級――早口言葉みたいにも思えるが――である以上、当然ながらそのような岩が自然と存在する筈
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