暁 〜小説投稿サイト〜
繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
06.そうだ、刑務所に逝こう。
第16回
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くりだなぁって…………」

 …………このままお持ち帰り為て良いですか?
 こんな人間が組織に居たとは…………

「ありがと。あのさ、此れ。昨日のお詫び、受け取ってくれるかな? 私は、君が一番の被害者だと感じた」

 そして、私は箱を手渡す。構成員はそれを慌てながら受け取る。

「朝っぱらから、有難うね」
「此方こそ、有難うございました!!」


  ◇ ◆ ◇


 其処から何もすること無く夜に。

 なので帰宅。
 だが、する事は変わらず、今度はベッドで転がるだけ。


 あの構成員、確か柳瀬君だったかな。
 柳瀬………?
 あれぇ聞き覚えが。
 何処だっけなぁ。
 結構昔の方。
 未だ小っちゃかったときの…………
 って、今も小さいか。
 百六十五センチ。
 否、周りが大きいだけだもん!
 涙とか、百九十センチ超えてるって言ってたし!
 周りが大きいだけだもん!
 あのチビ響也でも百七十はあるし!
 宙だって私より高いし………
 でも、ちびじゃ無いし。

「柳瀬って………んー」

 柳瀬涼太だったかな、確か。それで、妻と子供が居るって言ってたでしょう?
 うーん………分からぬ。

 考えている内に、段々と睡魔が襲ってきて、そのまま眠りについた。


  
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