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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Bインターミドルの猛者〜Kaiser vs Fight's God〜
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・・・っ! えほっ、けほっ!」
「よいしょっと。えっと、ダウン中に追撃するのは・・・」
「無し! 無しだからね、ルミナ!」
「たとえありでも、そんな事をするのなら私が止める・・・」
シャルさんが腕で×を作り、トリシュさんは指輪に触れながらそう告げました。ルミナさんとトリシュさんの闘いを観てみたい思いに駆られますが、今は私がルミナさんの相手。途中で棄権するなど、覇王流にはありえません。
(ライフは残り・・・6040ポイント。まだやれる・・・!)
立ち上がって試合続行の意思を伝えるためのファイティングポーズをとると、「良い目をしてる。悪くない」とルミナさんがほくそ笑みました。ルミナさんも構えを取り、右腕をグッと引いた。中距離での飛び道具か、もしくは突撃か。最大限に警戒していると・・・
「ふっ・・・!」
――ルフト・クーゲル――
「ぅぶっ!?」
わけも判らず私は吹き飛ばされていて、リングの床に倒れこんでいた。顔面に残る痛みに殴られたのだと理解はした。でもどうやって殴られたのかがまったく判っていないですが、「まだまだ・・・です!」急いで立ち上がる。
「ふっ・・・!」
――ルフト・クーゲル――
「ぐぅ・・・!」
今度はお腹に見えない拳打を受けた。見えない攻撃が飛んでくる、という心構えがあったおかげで、先とは違って吹き飛ばされずに済んだ。それでもダメージはしっかりと入り、とうとう2000台に突入してしまっている。
「止まっちゃダメです、アインハルトさん!」
「っ!」
ヴィヴィオさんからの忠告に応じて、その場から離れた直後にバシッ!と、私が先ほどまで居た床に何かが直撃した。ですが今のでルミナさんが何をしたのかが何となくですが判りました。魔法でもスキルでもない、単純な「拳圧による中距離打撃・・・?」かと思われます。
「正解♪」
――ルフト・クーゲル――
ルミナさんが目にも留まらない速度で拳打を放ち、私の足元に拳圧を打ち込んできました。速さもさることながら目に見えず、打撃の瞬間も注意しないといけないという、実に厄介な攻撃手段です。
「へい、カモーン!」
「・・・行きます!」
床を蹴ってルミナさんへと向かう中、ルミナさんからは拳圧打撃はありませんでした。何事もなくルミナさんへと最接近できたので、「はあああああッ!」今の私の全力で拳を振るう。ルミナさんはその場から一切動くことなく、片掌だけで私の全力の拳打・蹴打を防いでは捌いてきます。
(あまりにも遠い・・・)
「じゃ、そろそろ攻守交代しようか?」
私の右上段蹴打を、掲げた左前腕で受け止めたルミナさんがポツリと漏らしました。私はすぐに足を戻して攻撃へと備える。
――鋼体の
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