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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Aインターミドルの猛者〜Dahlgr?n & Buster head〜
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たんだよ。少し離れたところにあるショッピングセンターで買い物して、さぁ後は帰るだけ〜ってところたったんだけどな。残るは帰りのレールウェイ賃だけ。だからここを利用するだけの金が無いだけだ!」
「何を威張ってますの!?」
文字通り頭を抱えるヴィクトーリア。ハリーや妹分たちが「どうか!」と頭を下げ直すその光景を、他の利用者がジロ〜っと眺めている。ヴィクトーリアやハリーは有名な選手であるため、周囲からのハッキリとは聞こえないがヒソヒソ話が彼女の耳に届き、このままでは自らの沽券に関わるかも知れないと判断した彼女は「判りましたわ! 早く頭をお上げなさい!」と、ここの利用料人数分を払うことを決めた。
「おう、サンキューな!」
「「「あ、ありがとうございます!」」」
そう言ってハリー達は奥へと駆け出し、ヴィクトーリアはお小遣いを使って利用料を支払った。遅れて彼女も奥へと進み、大ホールへとやって来た。足を止めていたハリー達と合流し、「居ましたわ!」と、チームナカジマとイリス達が利用しているリングを指差した。そして少女たちの中に見知っている顔が3人いたことに気付いたヴィクトーリアは小さく「あぁ、そういうことでしたの」とひとり納得した様子だ。
「うおー! マジだ、マジで居る!」
「ちょっ、お待ちなさい! あのお三方は、ここザンクト・オルフェンのV.I.P.ですのよ!? 失礼があっては・・・!」
「あー、たぶん大丈夫だろ? イリスさんとは顔見知りだし!」
「はい!? なんであなたのような方が、イリスさんと既知なのですか!?」
「んなもん、後で教えてやんよ! 今はただ、確かめたい・・・! 勝てるなんて思い上がりはしねぇ。お前にさえも負けちまうくらいだからな。それでも・・・最強の拳闘騎士とやり合ってみてぇ。たぶん、こんなチャンスは二度とねぇと思うからな・・・!」
負けてもいいから最強に挑戦したいと語るハリーに、ヴィクトーリアも「なんとなく理解できますわ」と微笑んだ。そう、彼女たちは世界最強を目指すアスリートなのだ。目の前に本物の最強が居る以上、挑戦したみたくなるのは必然だった。
「わたくしも挑んでみたいですわね。フォアストパラディン・・・、騎士アルテルミナスに!」
闘志を漲らせたヴィクトーリアとハリーは互いにフッと笑みを浮かべ、最強の待つリングへと駆け出した。
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