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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Aインターミドルの猛者〜Dahlgr?n & Buster head〜
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」
「ええ、もちろんですわ」
ハリーからの問いに、それが何か?と首を傾げているヴィクトーリア。携帯端末を取り出していろいろと操作していたミアが「今ですね、そこに・・・」と、ヴィクトーリアにある写真を見せた。
「っ! 騎士アルテルミナス! それにこちらはトリシュタンさんにイリスさん・・・! いえ、それより気になるのは、騎士アルテルミナスが、誰とも知れない少女と試合を・・・?」
「だろ? 元とはいえ拳闘騎士の頂点だった人が、一般人を相手に試合をしてるってんだぜ? こりゃ行かないわけにはいかねぇだろ!」
「なるほど。・・・エドガー」
「はい、お嬢様」
ヴィクトーリアはエドガーに車を停車させるよう言外に伝え、車は静かに停車した。助手席と後部座席のドアが自動で開き、「あなた達、早くお乗りなさい」と誘った。
「あなた達の足の速さは見て判ってますけど、それでも10分は掛かりますわ。それではイリスさん達も帰ってしまうかもしれません。ほら、早くお乗りなさいな」
「・・・ありがと」
「お礼をしたいのなら相手の目を見てしなさい、不良娘」
「うぐ・・・!」
「リーダー。今回ばかりは・・・」
「ちゃんとお礼をした方が良いと思うっス」
「あたしもそう思うっス」
妹分たちにまでそう言われてしまうと、ハリーもさすがに「どうもありがとうございました!」と顔を赤くしながらも礼を述べた。そしてエドガーの運転する車はそう時間も掛からずツヴァイトクッペルへと到着した。ヴィクトーリアはエドガーに出入り口前で自分たちを降ろすように伝え、出入り口前のロータリーで停車すると同時・・・
「執事さん、ありがとうでした!」
「「「ありがとうでしたっス!」」」
「はい、どういたしまして」
ハリーと妹分3人が一斉に車からロケットのように飛び出し、ヴィクトーリアも「エドガー、わたくしも先に行っていますわ!」と、ハリーらを追って飛び出していった。そして遅れてツヴァイトクッペルの受付カウンターにたどり着いたのだが、ハリー達は奥へ行こうとせず立ち往生していた。
「どうしたんですの? 早く行かなければ・・・」
「ヘンテ――いや、ヴィクトーリア!」
「な、何ですの急に・・・!? そんな改まって・・・」
ハリーがヴィクトーリアに気付くや否や90度に腰を曲げて、ヴィクトーリアに頭を下げた。ハリーが頭を下げ、自分の名前をはっきり呼ぶことなどこれまでなかった、と考えるヴィクトーリアはたじろいだ。
「金、貸してくれ!」
「はい?」
「使用料! 使用料がないと入れないんだよ!」
「はあ? あなた達、まさか無一文でここまで来たんですの!?」
「いや、ここへ来る予定は最初は無かっ
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