暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Aインターミドルの猛者〜Dahlgr?n & Buster head〜
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・!?」
「うわうわ、どうしよう! サイン欲しい!」
「うそ・・・! 騎士アルテルミナスがリングに上がった・・・!」
会場に入って、わたし達が予約したリングへ近付くと、他のリングで試合形式で模擬戦してた子供や、リングの周囲に居たコーチや友人、ご家族であろう人たちが口々にそう言って、わたし達の動向を注視してくる。
(いや〜、有名人は辛いな〜♪)
「じゃあ誰からやる?」
「ジャンケンで決めましょう」
ルミナとの試合を望んでいたアインハルトがジャンケンで試合順を決めようと提案した。当然、「良いんですか?」ってヴィヴィオが確認した。
「ヴィヴィオさんもリオさんも、ルミナさんとの試合が楽しみでしょうし。公平に公正に、です」
「あ、私も参加して良い? 最強の拳闘騎士との試合なんて、たぶん今日くらいじゃないと出来ないだろうし♪」
そういうわけで、ルミナと試合をしたいヴィヴィオ、リオ、アインハルト、リヴィアの4人でジャンケンすることになった。
・―・―・―・―・
ツヴァイトクッペルの前を走る幹線道路。中央区アヴァロン、北区カムラン、南区ウィンザインを縦断していることで交通量は多い。そんな幹線道路を走行する数ある車の中に紛れ、高級車が走行中だ。運転しているのは青年で、服装から執事かと思われる。後部座席には1人の少女。
彼女の名前は、ヴィクトーリア・ダールグリュン。古代ベルカ史に登場する名立たる騎士・王の1人、雷帝バルトローメウス・ダールグリュンの末裔なのだが、直系ではないため血は薄い。しかしそれでも雷帝の技を習得しており、その実力は本物だ。
「あら?」
ヴィクトーリアが何気なく外を眺めていると、見覚えのある少女をその視界に収めた。長い髪をポニーテルにした娘で、活発そうな顔をしている。
「ポンコツ不良娘とその取り巻き。何をそんなに慌てて・・・?」
彼女の乗る車の進行方向と同じ方角へと全力で駆けているポンコツ不良娘ことハリー・トライベッカに、ヴィクトーリアは少し興味がわいた。ヴィクトーリアとハリーは共にインターミドルチャンピオンシップに出場する選手で、都市本戦にまで進めるだけの実力を有している。
「エドガー。ちょっと歩道に寄せてもらえる?」
「かしこまりました」
執事エドガー・ラグレイトはウィンカーを点灯させて歩道側へと車を移動させ、ハザードランプを点灯した上で速度もゆっくりにした。ヴィクトーリアは窓を開けて、「ごきげんよう、ポンコツ不良娘」とハリーに声を掛けた。
「ああん!? 誰かと思えばヘンテコお嬢様じゃねぇか! 今日も優雅気ままにドライブってか? インターミドルのトップ選手ってんなら走れ走れ!」
「わたくしはもう、今日の分のトレーニングは終えました
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