暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Aインターミドルの猛者〜Dahlgr?n & Buster head〜
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行えるということで、アインハルトやヴィヴィオ達もちょっと興奮気味。車で移動すること数分、大きなドーム状の建物が見えてきた。ルーツィエにはまた、さっきと同じように建物の出入り口付近で停めてもらって、車から出入り口までの移動距離を少なくしてもらう。わたしとステルス状態のルシルとアイリが先に降りて周囲を警戒。

「いってらっしゃいませ〜!」

ルーツィエからの見送りの言葉にヴィヴィオ達は「ありがとうございます、いってきます!」って満面の笑顔で応えた。駆け足気味でドームに入って、エントランスホールの受付で使用料(子供でも払えるお手軽料金だ)を払った後、更衣室を目指す。

『ルシルは外で待機ね♪ 姿が見えないからって乙女の着替えを覗いちゃダメだよ?』

『言われなくても覗かん』

『アイリも外で待ってるね〜♪』

そんなルシルの呆れ声やアイリの陽気な声を背に、わたしもロッカールームへと入る。ヴィヴィオ達はついさっき買ったばかりのジャージへと着替えてる。まぁチームナカジマ共通の服は、刺繍を入れないといけないってことでお店に預けたままだから、みんなそれぞれ好きに決めて購入したデザインの物だけど。

「シャルさん達は・・・着替えないの?」

「わたし達は一応護衛だしね〜」

ヴィヴィオにそう答えたら、「そうですか・・・」ってアインハルトが目に見えて落ち込んだのが判った。ルミナが「どうしたの?」って聞くと、アインハルトは「あ、いえ・・・」って言いよどんだ。

「あの、アインハルトさんがチームナカジマに入った理由の1つに、次の合宿からやることになってる高ランク魔導師との模擬戦への参加っていうのがあって・・・」

「そう言えばそうだった。ノーヴェの提案だったね」

「あ、はい。短期間で絶大な経験値を積むには、格上との試合だと考えたので・・・。勝つばかりだけじゃなく、負けること多くを学べると・・・」

ノーヴェのそんな意見に「確かに。負けることで自分に何が足りないか判るから」ってトリシュも同意する。わたしやルミナも首肯することで、ノーヴェの考えに同意してることを示す。負けて這い上がって成長するかどうかは、それは人それぞれだけど・・・。でも折れない限り、上を目指そうって気概がある限りは成長して、さらなる高みへと行けるはず。何せ、わたし達がそうなんだしさ。

「じゃあ・・・わたしとトリシュとルミナ、この中で誰と闘り合いたい?」

さすがに護衛3人が一気に模擬戦に入るわけにはいかない。だからヴィヴィオ達と向かい合って仁王立ちで微笑んで見せると、あの子たちはバッと構えを取った。わたし達の戦意を受けての反射行動。うん、悪くない反応スピードだね。

「いいんですか、シャルさん?」

「1人だけならね。『一応、ルシルとアイリが警
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