513部分:最終話 空に星が輝く様にその一
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最終話 空に星が輝く様にその一
最終話 空に星が輝く様に
星華はだ。三人と教室で話していた。
「遊園地に行ってね」
「あっ、お化け屋敷ね」
「あそこよね」
「あそこに行くのね」
「ええ、物凄く怖いらしいけれど」
それでもだとだ。三人に明るい笑顔で話す。
「だからこそね」
「そうそう、やっぱりお化け屋敷ってね」
「怖くないと意味ないからね」
「それもとびっきりじゃないと」
三人もだ。明るい笑顔になっている。そのうえでの言葉だった。
「それで星華ちゃん」
「他にも行くよね」
「他の場所にも」
「ええ、行くわ」
晴れ渡った顔だった。一点の曇りもない。
「二人でね。今からとても楽しみよ」
「じゃあ私達もね」
「その日何処か行く?」
「そうね。何処かね」
三人は女同士でだ。何処に行こうかという話をしだした。そしてだ。星華はその三人にだ。あの場所を勧めたのだった。そこはというと。
「それだったらね」
「それだったら?」
「何処かいい場所知ってるの?」
「百貨店なんかどう?」
そこをだ。三人に勧めたのである。
「八条百貨店ね。あそこどう?」
「あっ、あそこね」
「いいかもね、あそこも」
「そうよね」
三人はだ。星華のその言葉を聞いてそれぞれ納得した顔になった。そうしてそのうえでだ。明るい笑顔に戻ってこんなことを話すのだった。
「わんこそば食べる?」
「それで手形取ってね」
「そうする?」
「それもいいけれど」
星華はだ。蕎麦の話をする三人にさらにこう話した。
「プラネタリウムはどうかな」
「屋上のあそこね」
「あそこもなの」
「そう、あそこはどう?」
「ううん、どうかしら」
「そうよね」
三人はだ。星華の言葉にまずは戸惑った。
しかしその戸惑いをすぐに消してだ。三人で話すのだった。
「言ったことないけれどね」
「何かあるって聞いてたけれど」
「一回言ってみる?」
「そうする?」
こう三人で話してだ。それからだった。
星華に顔を戻してだ。にこやかに答えた。
「ちょっと行ってみるね」
「折角勧めてくれたんだし」
「それじゃあね」
「うん、そうしてくれたら嬉しいわ」
星華もだ。明るい顔で彼女に応えた。
「それじゃあね」
「うん。そこで出会いがあればね」
「それに越したことないし」
「そうよね」
こんな話もした。そうしてだった。
三人はプラネタリウムに行くことにした。三人も三人で明るい場所に出ていた。そしてそこで笑顔でいられるようになっていた。
星子もだった。彼女は学校から帰った姉に笑顔でこう言ってきた。
「今日模試の結果わかったのよ」
「あっ、今日だったの」
「そうだった
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