暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2154話
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ウミラーとしては当然の結果だった
 それだけに、ムウが忙しいというのも分からないではないが……

「月の大魔王」

 その一言を口にしただけで、ムウは何故俺が通信を送ってきたのかを理解したのだろう。
 先程の忙しいといったのとは全く違う表情で、面白そうな視線をこちらに向けてくる。

『もう気がついたのか。俺の予想よりはちょっと早かったな。てっきり、もう数日は保つと思ったんだけど』
「何のつもりだ?」
『べっつにー? ただ、単純にあれだけの強さを見せつけたアクセルが異名の1つも持ってないってのは、正直どうかと思ってな』

 それは否定出来ない意見ではあった。
 あれだけの活躍を見せたのだから、当然のように異名は付くだろう。それはおかしくないが……

「だからって、わざわざあんな異名を付けるのは、正直どうなんだよ?」
『あのなぁ、散々エンデュミオンの鷹だとかなんとかやってきたんだから、それくらいは別にいいだろ。それに、似合わない異名って訳じゃないし』
「それは……まぁ、そうだが」

 幾つかの世界で俺が大魔王だとか何とか言われているのは知ってるし、妙な異名を付けられるよりは慣れた異名の方がいいのも間違いはない。

『だろう? なら問題はないと思うが?』

 してやったりといった笑みを浮かべるムウを見て、俺はそれ以上なにも言えず……取りあえず、月の大魔王という、ムウが広めた異名を受け入れるのだった。
 いやまぁ、別にこの異名が嫌って訳じゃないんだから、構わないんだけどな。
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