暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2153話
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…それこそ、ザフトですら開発に成功していなかった新技術が色々とあった。
 であれば、このUC世界においても連邦の技術者達がザクを解析してそれに対抗出来るMSを開発するという可能性は皆無ではない。……どころか、十分に高い。
 であれば、その技術を流して貰うというのは連邦軍にとってはかなり痛い出費になるだろう。
 ……シャドウミラー的にも、技術の収集というのは国是だし。
 最初に開発された技術だけに、PS装甲のような革新的な技術の類があればいいんだが。

「まぁ、何を報酬に貰うかは、もう少し相談する必要があるだろうが」

 アンリがそう言い、話を纏める。
 アンリにしてみれば、この件も半ば不承不承といったところがあるのだろう。
 だからこそ、話題を移す。

「ともあれ、武力による月の制圧はこれで終わった。そうなると、これからは政治の季節になる。……まぁ、武力でどうこうしようとする奴も決して消える訳じゃないだろうけど」

 こうして月がルナ・ジオンによって制圧されても、それが許容出来ないと思う者は、ジオンにも連邦にも多い。
 そうなれば、当然のようにタカ派と呼ばれる強行派が、自分達で月を取り戻そうとして行動を起こそうとも限らなかった。
 そのような者達が行動を起こせば、当然のようにルナ・ジオン側でも戦力を出す必要がある。
 ……普通に考えれば勝ち目がないと分かるだろうし、何より俺の戦闘を生中継で見ていたのなら、とてもではないが戦いを挑むとは思えないのだが、それでも暴発的な行動をする奴はいるんだよな。
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