暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2153話
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触するのですか?」

 セイラの言葉に意外そうな様子でアンリがそう言う。
 実際、グラナダの一件もあって、ジオン公国と接触するのはあまり面白い事態ではないと、そう思っているのだろう。……まぁ、ザビ家に対する反感というのも、当然のようにあるのだろうが。
 ラルやシーマもザビ家からはとてもではないが厚遇されているとは言えなかった。
 だが、将官にまで達したアンリの方が、余計にその思いは強いのだろう。

「ええ。問答無用でジオンを攻撃してしまえば、それはザビ家と同じよ。私達はあくまでもスペースノイドの独立を旗印としているのだから、好意を抱けない相手だからといって、即座に攻撃するという真似は避けた方がいいわ。……何をするにも、大義名分というのは必要なのよ」

 そんなセイラの大義という言葉に、俺はふと以前遭遇したガトーの存在を思い出す。
 大義……だけではなく、色々と日本の古い言葉を好んで用いていた男を。
 当然ルナ・ジオン建国の映像は見ていただろう。
 であれば、ガトー達はどういう選択をするのか。……少し、楽しみでもあるな。
 ガトーの性格を考える限り、間違いなくこっちに協力してくれると思うんだが……その辺は、実際に話が進まないと意味はない。

「連邦とはどうするんだ? そっちにコネを持ってる奴なんて……」
「アンリ、お願い出来ますか?」

 俺の言葉を遮るようにして、セイラはアンリに尋ねる。
 いやまぁ、実際のところ連邦にコネのありそうな人物なんてのは、アンリしかいないのは事実だ。
 それに、ルナ・ジオンでのアンリは軍事のトップ。
 こういう対応にも慣れていて貰う必要があるといったところか。
 ……実際には軍事のトップが政治をするのは危険だと言う者もいる世界が多いのだが、少なくてもこのUC世界においてはそこまで問題にされない。
 実際、連邦軍でもかなり軍人が政治家として動いてるみたいだし。
 何より、アンリが私利私欲でセイラを裏切るといった事はまず考えなくてもいい。
 いや、セイラがあまりにシャドウミラーに迎合するような真似をすれば、もしかしたらアンリに妙な考えを抱かせないとは限らないのだが。

「分かりました。ただ……私が連邦軍だったのは、随分と昔の話です。今でも連絡の出来る相手がいるのかどうかは、まだ何とも言えません。勿論全力はつくさせて貰いますが」
「ええ、お願い。……ジオン公国とは今回の件で伝手が出来たけど、連邦の方はね」

 そう告げるセイラに、ふと俺はガイア達に視線を向ける。

「ガイア達も、一応連邦軍にコネはあるんじゃないか? レビルを捕らえたんだし」
「……それをコネと言うのが、俺には驚きだよ」

 ガイアの口から呆れ混じりの言葉が告げられ、オルテガやマッシュもそんなガイアの言
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