第十一幕その四
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「それでじゃないかしら」
「あれ凄く有名だからね、シュールストレミングは」
神宝もこう言います。
「臭豆腐より臭いっていうから」
「世界屈指の臭い食べものだよね」
ジョージも言いました。
「外の世界でもね」
「こっちの世界でもあることに僕びっくりしてるよ」
カルロスはこのことにでした。
「スウェーデンからの人や猫もアメリカに来ているからあるんだね」
「そうね、日本でもいきなりクサヤとか出さないわ」
恵梨香はお国の食べものをお話に出しました。
「流石に」
「ううん、それじゃあ我々は失敗したのかな」
「そうだと思うわ」
オズマは市長さんに難しいお顔でお話しました。
「だからね」
「だから、ですか」
「私達が解決案を持ってきたから」
「和解のですね」
「そして犬の国の人達にお魚の美味しさを知ってもらう為にも」
「解決案をですか」
「持って来たから」
こうお話しました。
「楽しみにしておいてね」
「はい、それでは」
「今から犬の国の人達を呼んで」
そしてというのです。
「両方の国の人達に解決案を出すわ」
「そうしてくれますか」
「是非ね」
こう答えたオズマでした。
「楽しみにしておいてね」
「わかりました、それでは」
市長さんも頷きました、こうしてです。
犬の国の人達の方につぎはぎ娘とチクタクが言ってお話をすることになりました。そうしてでした。
他の面々はこの日は猫の国ので一番上等なホテルに泊めてもらうことになりました、そのホテルで晩御飯を見てです。
五人は納得したお顔になってお話をしました。
「猫の国だから」
「そうだよね」
「それでだね」
「この献立なんだね」
「そうよね」
「お魚と鶏肉がメインね」
ナターシャが言いました。
「そうなったのね」
「はい、猫ですから」
ホテルの支配人さん、白毛のスコティッシュフォールドで奇麗なスーツを着た人が五人にお話しました。
「こうしたメニューになっています」
「そうなんですね」
「はい、猫の好物といえば」
「お魚と鳥ですね」
「そうです、ですから」
それでというのです。
「鳥料理と魚料理です」
「この二つなんですね」
「そうです、では」
「はい、これからですね」
「この二つをお楽しみ下さい、あとですが」
ここで笑ってこうも言った支配人さんでした。
「今日はパンではなく御飯をお出ししますが」
「お米ですか」
「猫の国特別メニューです」
「といいますと」
「猫まんまです」
にこりと笑って言う支配人さんでした。
「それをお出しします」
「あの、猫まんまといいますと」
「白い御飯にお味噌汁と鰹節をかけたものです」
「日本の御飯ですよね」
日本人の恵梨香が支配人
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