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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
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ル警備隊の上層部だった頃のギュランドロス皇帝夫妻と交渉した事のある貴女なら、『2年前の宣戦布告の仕切り直しです』といえば理解すると、ルイーネ皇妃からの伝言よ。」
「『2年前の宣戦布告』……ギュランドロス皇帝夫妻との交渉………――――――!!」

テメェら”如き”が俺達”六銃士”をどうにかできると思うな。――――身の程を知れ。

私達が進む道を阻むなら全力でお相手し、叩き潰しましょう。――――”六銃士”の名に賭けて。

シェラザードの話を聞いて少しの間考え込んだクレア少佐はかつての出来事をすぐに思い出して表情を青褪めさせて身体を震わせ
「ク、クレア〜?顔が悪いし、身体が震えているようだけど2年前に一体何があったの〜!?クレアをそこまで怖がらせるなんて、”六銃士”達は一体何をやったの〜!?」
「いや、俺達だってマジで何があったのか、知りたい側なんだがな………エステル、”六銃士”達と親しいお前さん達なら知っているだろう?」
「う〜ん……期待している所悪いけどあたし達が親しいのはヴァイスさんとリセルさんだけだから、他の”六銃士”の人達に関してはあんまり話したことがないから、あたし達も知らないわ。」
「……まあ、2年前のクロスベルとエレボニアの関係や状況、一般的に知られているギュランドロス皇帝の性格を分析すれば当時何があったか大体想像はつきますが………」
「恐らくはオズボーン宰相に対する”釘刺し”でしょうね……」
クレア少佐の様子を見て驚いたミリアムはエステル達に問いかけ、ミリアムの問いかけに苦笑しながら答えたトヴァルはヴァイス達と親しい関係のエステルに答えを促したが、促されたエステルは疲れた表情で答え、フェミリンスとヨシュアは静かな表情で推測を口にした。

「ホントとんでもないわよね、ヴァイスさんを含めた”六銃士”は………」
「アハハ……”自治州”だったクロスベルを”帝国”に成りあがらせた上、大国のとても偉い人に平気で喧嘩を売っているもんね……」
疲れた表情で溜息を吐いたシェラザードの言葉を聞いたミントは苦笑しながら同意し
「ハア……改めて思ったけどヴァイスさんもそうだけど、ギュランドロス皇帝も無茶苦茶過ぎる皇帝達よ………―――まあ、それはともかく。シェラ姉、トヴァルさん。打ち合わせ通り二人を帝都(ヘイムダル)に送る方はよろしくね!」
エステルは溜息を吐いてジト目になって呟いたがすぐに気を取り直してシェラザードとトヴァルに声をかけた。
「ええ、貴女達の方もクロスベル軍・警察が到着するまでの無力化した連中の見張り、頑張りなさい。」
「そんじゃ、二人にとっては不本意かもしれんが、帝都(ヘイムダル)まで俺達と一緒に行ってもらうぞ。」
「………わかりました………よろしくお願いします………」
「あ〜あ………この調子だとレク
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