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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
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たいに、相方の危機には真っ先に反応する所も一緒みたいね。」
「へ……何でアーちゃんやクーちゃんの事を……って、そう言えば君達もリィン達と一緒に”碧の大樹”を攻略したメンバーだったね〜。君達は知らないかもしれないけど、ボクはリィン達の仲間なんだよ〜?」
アガートラムから一端離れて感心した様子で呟いたエステルの言葉を聞いて不思議に思ったミリアムだったがある事を思い出し、エステルの気をそらせる為にエステルが驚くであろう事実を口にしたが
「”Z組”、だっけ?当然貴女達の事もリィン君達から少しだけ話は聞いているわよ。」
「だったら、もうちょっと手加減するとか、リィンの仲間のボクと戦う事に躊躇いとかないの〜?」
「これでも手加減してあげているわよ?そうよね、フェミリンス。」
「そうですわね。我々が”本気”で貴女達を攻撃すれば、間違いなくその傀儡は今頃木端微塵になっていますわ。」
「え”。」
「―――――!?」
エステルは全く動じずにフェミリンスと共にミリアムの疑問に答え、二人の答えを聞いたミリアムは表情を引き攣らせ、アガートラムは驚いた様子で機械音を出した。
「それとリィン君達の仲間の貴女と戦う事に”躊躇い”なんてない―――ううん、むしろその逆よ。だって、あたし達の仲間のリィン君達にとって大切な仲間である貴女が悪い事をしようとしているんだから、リィン君達の代わりに未然に防いでお仕置きをして、更生させるのがリィン君達の仲間であるあたし達の役目だしね!」
「む、無茶苦茶だよ〜!鬼〜!悪魔〜!ガーちゃん、お願い!」
「――――!」
エステルの理論を聞いて疲れた表情で指摘したミリアムはアガートラムを球体に変化させて上空から奇襲させるクラフト―――メガトンプレスを発動し
「っと!乙女に向かって鬼や悪魔だなんて、失礼な娘ね〜!――――爆裂火球!!」
「そうですわね。まあ、エステルが”人外”のような”人間”である事は否定しませんが。―――――ネメシスアロー!!」
「わわっ!?」
それぞれ大きく後ろに跳躍して回避したエステルは爆裂する火球の魔術を、フェミリンスは雷のエネルギーを放つアーツを発動して反撃し、二人が放った魔術とアーツをミリアムは慌てた様子で紙一重で回避した。

「お返しだ〜!ガーちゃん、ぶっ飛ばせ〜!」
「―――――!」
回避を終えたミリアムは反撃にアガートラムにレーザーをエステルとフェミリンスに向けて放たさせたが
「ハァァァァ……滅!!」
フェミリンスが神槍に上位神聖魔術を込めた一撃で襲い掛かるレーザーを消し飛ばし
「え”。」
「――――!?」
フェミリンスのクラフト―――闘聖の滅燐撃によってレーザーが消し飛ばされる様子を見たミリアムが表情を引き攣らせ、アガートラムが驚いたその時!
「これで終わりよ―――――七耀のみ
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