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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百三十二話
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放出口があり、両腰には翼にも見えるユニット。

ガラッゾにスローネのファングホルダーを無理矢理くくりつけた、と一夏ならば形容するだろう。

「なんか、刺々しいね」

「そうね…」

束が呟き、スコールが相槌を打つ。

「コンセプトが全領域対応型らしい。
それとスコールが前衛、アタシが後衛ってフォーメーションが理想ってマニュアルにはあるぜ」

「あら? 普通逆ではないのかしら?」

スコールの目がガ・ジャルグの刺々しい両腕に向く。

「どうやらアタシはマドカの直援らしいぜ。
懐に入られた時の保険って奴だな」

「いっ君は心配性だなぁ…」

束はそういいながら、ガ・ボーとガ・ジャルグのスペックを見る。

「あー…成る程。うん。いっ君少し自重しようか……」

束がスコールの後ろに回り込み、背中を見る。

コーンスラスターと2つの円筒が逆三角を描いている。

クラビカル・ウィングのハードポイントである円筒が異様に大きい。

コーンスラスターと同じくらいの大きさだ。

「ガ・ボー。クラビカル・ウィング格納。
バーストモード形態へ移行」

束が言うと、ガ・ボーのウィングが収納され、付け根の円筒が変形した。

円筒の外装が解放され、中からGN粒子が溢れだす。

「成る程。ウィングのハードポイントにツインドライヴ。コーンスラスターは補機件フェイクか。
GNドライヴ、定位置へ。
バーストモード形態終了」

ハードポイントの外装が閉じ、元の形に戻った。

「説明してくれないとわからないわプロフェッサー」

「いや、説明の必要はないね。この機体が何れだけの技術で作られてるかを君達に言っても無駄だよ」

ムッとするスコールを他所に、オータムの背後に回る束。

「なんせ私ですら完全には理解できてない技術だからね」

束がガ・ジャルグのコアファイター部分に手を添える。

「ガ・ジャルグ。バーストモード形態へ移行」

ガシャっとガ・ジャルグの背部ユニットの装甲が開く。

「こっちは直列ツインドライヴか…。
バーストモード形態終了」

装甲がとじて、元の形に戻った。

「あーあ。まったく妬けちゃうなぁ。
これ白騎士より強いじゃん…」

束の呟きにスコールとオータムが驚愕する。

「まーちゃん、愛されてるなぁ」

とはいえ、束が真に円香に嫉妬する事はない。

束にとっても円香は妹や娘のような存在なのだから。

狂ってはいても、愛情を失ってはいないのだ。

「本当なら、ここで実戦テストする予定だったけど、その二機で暴れられたらここが崩壊するから慣らし運転したら帰ろっか」










一通り動かし、三人が帰ると
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