暁 〜小説投稿サイト〜
ハルケギニアの電気工事
第31話:課題消化!(その6:説明会?精霊との出会いについて!)
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きたのかもしれませんが、赤や黄色や青といった色とりどりの美しい魚が沢山泳いでいます。地下水脈を通ってきたのだとしたら、どれだけの距離を泳いできたのでしょうね。せっかく来てくれたのだから、屋敷のみんなには取らないように注意しておかないといけませんね。

 『保健衛生局』の『施設課』の作業は順調に進んでいて、既に75%の村と町に公衆トイレの設置が終わっています。それに伴って、『施設課』から課員を戻した『清掃課』の仕事も始まりました。此方は最初に設置した村から巡に、村内に放置されていた獣の死骸や汚物などを回収し、村外の安全な場所で焼却処分にしています。そして、綺麗になった村内をさらに消毒薬を散布する事で衛生状態を向上させ、同時に消臭剤も散布して臭いも消しています。この状態を維持していけば、疫病の発生も大幅に抑える事が出来るでしょう。

 そんな事を皇帝と話しながら時間つぶしをして、そろそろ炉も冷えてきたころに作業場に戻ります。炉の温度計も大分下がっていますから、しっかりとミトンをして炉の閂を外しました。ゆっくりと扉を開けると中の熱気がムワッと出てきます。
 ちょっと間を置いて、中の熱気を外に出してやってから、ミトンをはめた手で中の活性炭を取り出しました。見た感じ成功したようです。
 出来上がった活性炭を皇帝に見せると、しきりに感心していました。
 その後、予備に作っておいた吸収缶に活性炭を詰め込んで、吸収缶の蓋を閉め、防毒マスクに取り付ける所まで実演して、作業完了です。
 結構時間が掛かりましたが、皇帝は特に文句を言う事もなく、最後までしっかりと見てくれました。多分、産業として成り立つかとか考えているのでしょうが、今のところ設備を作るのも大変なので、僕自身どうするか考え中で答えは出ていません。
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