第31話:課題消化!(その6:説明会?精霊との出会いについて!)
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かけます。そして『ファイアリー』にお願いして、炉内の温度を上げてもらいます。
炉の温湿度計が900℃を指すと『ファイアリー』が温度の調節をしてくれます。自動温度調整も安定して、安心して『ファイアリー』に任せておけます。
そのままの温度を維持し、1時間後加熱を止めました。このまま冷えるまで放置します。 窓を一杯に開放していますが、大分部屋が暑くなったのでしばらく外に出る事にしました。さすがに皇帝も汗をかいています。こういうときは池の側が良いですね。
池まで移動する間に丁度見かけたアニーに、冷たい物を東屋まで持ってくるように頼みました。
池に付くと池の上や周りを『ウンディーネ』が飛び回っているので、『シルフィード』と協力して、水を霧状にして拭きかけて貰いました。こうすると廻りの熱を霧が取ってくれるので、かなり涼しくなります。
水の霧を受けて涼しく感じるようになった頃、アニーが飲み物と軽いお菓子を持ってきました。たまにはこんな開けた場所でティータイムというのも良いものですね。
お茶菓子はエルフの集落で貰ったお土産ですが、皇帝もかなり気に入ったようで、屋敷に来てから結構な量を食べています。これ位受けるのであれば、輸入品としてエルフの集落から買い込んでも大丈夫でしょう。今まで2回行ってもらってきたお土産は、どれも喜ばれていますから輸入品として問題無いのですが、此方から持って行く輸出品の方が難しいのではないでしょうか。
一応、2回目にいった時に此方から持って行ったお土産は、それなりに喜ばれたと思います。しかし、それがエルフの集落内で作られる物と交換してまで欲しいものなのかが良く解りません。もう少しマーケットリサーチが必要でしょう。
それにエルフの集落等では、ゲルマニアなどで流通している貨幣が使える訳ではないので、交易をお金で行うのは現実的ではありません。そうすると物々交換のような形式で行う事になるので品物の価値基準をしっかりと確認しておく必要が有るのです。
こういった事は、皇帝と話し合う事でどうすれば良いかが解るような気がします。此方での基準が決まったら、一度エルフの里に行って、彼方の価値基準との摺り合わせを行わなければなりません。またアルメリアさんに手間を掛けるかもしれませんが、この際ですからお願いしましょう。
ところで、『ウンディーネ』に頼んでやって貰った霧の冷却法ですが、今度、この方法を改良して空調機を作ってみましょうか。冷風扇のような機構にすれば電気も使わずに作る事が出来るかもしれません。『シルフィード』と『ウンディーネ』に協力して貰って風石と水石を作って貰えば簡単にできると思います。
そう言えば、今朝気が付いたのですが、池の中に魚が泳いでいました。見た事のない魚なので『クウィンティ』がラグドリアン湖から連れて
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