第31話:課題消化!(その6:説明会?精霊との出会いについて!)
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ろうと考えています。南向きの小高い丘で、日当たりの良い土地も見つける事が出来ましたから、しばらくすれば収穫できるようになると思います。」
皇帝への報告なので、父上や母上は黙って聞いています。姫様達もしっかりと聞いてくれているので、頑張って話しましょう。
「酒と果物か。良い商品になるだろう。しかし、それだけのものを作ろうとすれば、一人では難しかろう。手伝いは必要ないのか?」
「手伝いが欲しいと言えば欲しいのですが、条件が厳しいと思います。まず、ここからの距離が離れすぎている事。『ヴァルファーレ』で高度5000メール、時速900リーグ位で飛んで、1時間半位掛かります。普通の風竜では就いてくる事も出来ません。この為、移動方法を考えないと行けなくなります。次に場所が熱帯地方に入る事から、此方と違ってとても暑いので、慣れないと熱射病にかかって最悪死ぬ可能性もありますから、簡単に連れて行く事が出来ません。さらに此方には居ない幻獣や猛獣なども沢山生息していますから、『ヴァルファーレ』位の護衛が付かないと危なくて常駐させる事が出来ないでしょう。ですから、この件についてはもう少し考えて決めたいと思います。」
「話を聞くだけでもとんでもない所だな。解った。続けてくれ。」
「まあ、そんな事があったりして結構忙しく働いていた訳ですが、4日目の夕食の後、もう機会がないと思ったので思い切ってアルメリアさんに火石について聞いてみたのです。そうしたら意外と簡単に火石と精霊の関係を説明してくれました。この時、アルメリアさんが精霊魔法で掌の上に炎を灯したのですが、私の目には火の精霊が集まる様子が見えたのです。これで自分の周りにいる存在が精霊だったのだと気付きました。
その後、アルメリアさんに精霊に呼びかける方法を教わったところ、自分でも精霊魔法が使える事を確認できたので嬉しくなったのと、せっかく意思の疎通が出来るようになったのとで、つい周りにいる精霊達に『ファイアリー』と名前を付けてしまいました。精霊達も喜んでいたので問題無いと思ったのです。
それから火石を作ってくれるように『ファイアリー』に頼んだら、沢山の『ファイアリー』が集まって来て、大きな火石が出来ました。そして、その代わりに私の感じられる範囲内から『ファイラリー』の気配が無くなってしまったのです。戸惑っていると、火の上級精霊が飛んできて、この辺り一帯から『ファイアリー』が居なくなった訳を尋ねられました。正直に自分のやった事を話すと、今度は自分の眷属である火の精霊に勝手に名前を付けた事の訳を尋ねられましたので訳を話すと、他の精霊達も一生懸命説明してくれたので納得してくれて怒られませんでしたが、その後しっかり精霊に名前を付ける事の意味を教えて貰って冷や汗をかく事になりました。」
「お前は、さっ
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