暁 〜小説投稿サイト〜
ハルケギニアの電気工事
第31話:課題消化!(その6:説明会?精霊との出会いについて!)
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 お早うございます。アルバートです。

 昨日は到着した皇帝一家に屋敷の中や『改革推進部』等の施設を案内した後、出来たばかりの池の畔で精霊達を紹介してから、自慢の公衆浴場でゆっくりと入浴してもらいました。

 公衆浴場は皇帝一家から上々の好評を得る事が出来ました。特に浴室の壁の絵は大好評で皇帝一家も大満足と行った所です。やっぱり日本の銭湯をモデルにしただけの事はありました。用意しておいた浴衣もとても人気があり、姫様達の浴衣姿なんて絵に残しておきたいような物も見る事が出来ました。これってかなりのレアものですよね。

 お風呂から上がって、屋敷に戻ってからお待ちかねの晩餐です。
屋敷のコック長が腕を振るった晩餐は見た目も味も最高の出来で、普段皇城の料理を食べ慣れている皇帝一家も、文句一つ無い食べっぷりでした。
 その後、食後のティータイムに入ってから、皇帝に色々な報告しておかなければならない事を話していきます。食堂の中には父上と母上、それに皇帝一家と僕だけしか居ません。メイドさん達と執事さん達には部屋から出て貰いました。それから、部屋全体にサイレントの魔法を掛けて貰います。

「まず、今回の南方旅行の目的は二つありました。第1に活性炭作りに必要な椰子の実と装備品用のゴムの樹液を採集する事で、第2に活性炭を作るための炉を過熱するための火石を入手する事でした。」

「その火石という物だが、今まで聞いた事が無かったが、いったいどういった物なんだ?」

「火石とは一件赤い石に見えますが、本当は火の精霊の力の塊です。エルフだけが作る方法を知っていますが、精霊の種類に合わせて火の精霊の力を集めた赤い火石、水の精霊の力を集めた青い水石、土の精霊の力を集めた茶色い土石、そして風の精霊の力を集めた水色の風石があります。風石についてはアルビオンで使われている飛行船を空に浮かべる力となっているので閣下も耳にした事があると思いますが?」

「ほう。風石も精霊の力を集めた秘石の一つなのか?あれは地面の中から掘り出されるので作られ方も解らない高価な石だと聞いていたが。」

「そうですね。一般的にはその様に理解されていると思います。でも、本当は風の精霊の力を凝縮した事で出来る秘石なのです。現在自然の状態で算出されているのは風石だけのため、精霊の力で出来ると知っている人が殆ど居ません。そして、この秘石を適切な方法で使用すれば、石に込められている力を自由に使う事が出来るのです。ですから、火石を手に入れて、制御方法を確立する事で、活性炭を作る時に必要な制御された一定の高温という条件をクリアできると考えたのです。」

「制御された高温とはどういった物なのだ?」

「活性炭を作るためには900℃の温度を1時間維持しなければなりません。その上、その中に一定の湿
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