第一章
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」
「そうなってしまいますが」
こう言うのだった。
「それでもですか」
「馬鹿を言え、退治なぞ出来る相手ではない」
父は娘に厳しい声で答えた。
「これまで多くの者が大蛇に向かったが」
「それでもですか」
「誰も倒せず逆にだ」
「食われてしまったのですか」
「そうなっている」
まさにというのだ。
「だからだ」
「北の森にはですか」
「もう誰も近付かない、そしてだ」
「私達の部族もですか」
「近寄らない様にしているのだ」
「しかし放っておいては森から出るかも知れないです」
アルティンは父に厳しい顔で言葉を返した。
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