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空に星が輝く様に
501部分:第三十九話 あの場所へその十一
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うのである。
「だからね。それじゃあね」
「行こう、それじゃあ」
「今からね」
「ええ、それじゃあ」
 そしてだった。星華はその微笑で頷いた。そのうえでだった。
 クラスに向かう。三人はその彼女に言うのだった。
「どうする?私達もいようか?」
「星華ちゃんが会うのが不安だったら」
「それだったら」
「ううん、それはいいから」
 笑顔でそれはいいという星華だった。
「私一人で大丈夫だから」
「大丈夫?」
「一人だけれど」
「それでも」
「うん、大丈夫よ」
 星華はまたこう答えた。
「だから安心して」
「わかったわ。それじゃあね」
「星華ちゃん一人でね」
「頑張ってね」
 三人も察していた。どうして彼が星華と会いたいというかだ。だからこそ彼女を気遣いもした。それで今こうして声をかけたのである。
 そして星華はクラスに入った。彼女達のそのクラスにだ。 
 そしてだった。そこで、だった。彼女は新しい一歩を踏み出したのだった。


第三十九話   完


                    2011・1・27

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